2021-01-01から1年間の記事一覧

雑感 2021年4月22日 母方の先祖のこと 菅原安兵衛 who?

このところ、母方の本家の先祖調べに進展があってバタバタしている。 一つは明治3年の「銅町繪圖」に先祖の名前が見当たらなかったことについて。もう一つは亡くなった義理の従兄弟がまとめておいてくれた戒名の資料に、重複、誤解があったことである。 前者…

雑感 2021年4月19日 白い椿に紅い花

白い椿の木に紅い花が一輪だけ咲いた。何事かと思ったが、検索してみると、椿は元来が赤い花なので、自然にあることだそうだ。 天変地異の前兆でも吉祥でもないということである。 すぐに検索しないで、自然の不思議さにひたってあれこれ思い巡らせる方が豊…

雑感 2021年4月16日 桜と鍋太郎

昨日も今日も穏やかな日和だった。静かに桜が散っている。 用足しついでに散歩に出てみた。近所の幼稚園の散歩道と重なっている。自分の足も引きこもっているせいもあり、幼稚園児並になっているかもしれない(笑)。 馬見ヶ崎川の土手に「日本一の芋煮会」…

自作高校演劇脚本⑩『ささやき』

『ささやき』作、佐藤俊一 時 現代の秋(十月初旬)の四日間 所 山形市内、某葬祭社の通夜会館(下手台所、上手控えの間) 人物 みちこ(二十歳、山形の大学生) ゆき(みちこの友人、二十歳、会社員) さき(みちこの友人、二十歳、パート社員) なおこ(み…

1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)その12 書堂と普通学校

いささか停滞気味であるが、調べると次から次に疑問が出てきて、資料を探し、統計の数字を読みとってまとめるのに時間がかかっている。そして関心はすぐ横道に逸れるので、今回も番外「朝鮮の初等教育 ― 書堂と普通学校」にしようかと思ったのだが、取り敢え…

雑感 2021年4月9日 桜満開 教員数不足調査

桜満開。観測史上最も早い開花(5日だったか)だが、今日の寒の戻りで散るのは遅いだろう。馬見ヶ崎川(馬畔という雅称が有る)桜ラインのライトアップも、寒くて人出も少ないようだ。霞城公園には多くの人が堀沿いの石垣を巡って(一方通行)桜を満喫してい…

雑感 2021年4月3日 明日は清明 重松髜修

2月末に5ヶ月間の臨時の仕事を終えてから一月経った。出勤しないせいか長く感じた。この間、実家のリフォームなどゴタゴタあって暇でもなかったこともあるのだろう。 リフォームと言えば、今住んでいる借家は築40~50年の物件なので、自分が高校生くらいの頃…

1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)その11

【 土地制度の変遷と朝鮮農村の変化 】 いよいよ農村の変化について書いていくのだが、この「朝鮮の土地制度の変遷」シリーズでは寄り道をしながらも、次第にその実態・真相が分かってきた気がする。この道の研究者の方々には既知・常識の事でも一般には知ら…

自作高校演劇脚本⑨『こぶたとチャールストン』

『こぶたとチャールストン』 作、佐藤俊一時 現在に限りなく近い未来 所 日本のどこか 登場人物 少年1(生徒) 少女1(人顔のまま生まれた子) 少女2(幼稚園児、生徒) 少女3(幼稚園児、生徒) 少年2(生徒) 先生 その他(母たち、聴衆、幼稚園児、…

自作高校演劇脚本⑧『中庭のダイコン』

『中庭のダイコン』作・佐藤俊一 時 現代の秋 修学旅行後、一週間ほどの間の出来事 所 山形市にある某女子高校の中庭 登場人物 鈴木ひとみ(高校二年生) 高橋かおり(高校二年生) 佐藤あきこ(高校二年生) 1幕7場 初演 2008(平成20)年 山形西高等学校…

『悟浄』 漢劇WARRIORS

令和2年度文翔館創作公演事業 漢劇WARRIORS 悟 浄 ー中島敦「悟浄出世」「悟浄歎異」によるー 山形県・公益財団法人山形県生涯学習文化財団主催/山形県芸術文化協会主管 令和3年3月14日(日) 13:30開場 14:00開演 15:30頃終演 入場料 1,100円 入場数 ざっ…

1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)番外 4

『旧植民地・朝鮮における日本人大地主階級の変貌過程』(浅田喬二1965)を読んでいてギョッとした所がある。 引用開始 (二)「日韓併合」後における日本人の地主化過程 2 日本人地主化の社会経済的背景 この「土地調査事業」の内容は、(ィ)土地所有権の調…

1945年8月15日以降における韓国の農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)番外 3

そろそろ土地調査事業の結果生じた「朝鮮農村の変化」について書き、1945年以降に移りたいのだが、ちょっと触れておきたいことがある。 東洋拓殖株式会社から日本人入植者に渡った土地(農地)はどれ程だったかをまとめておこう。 主として『東洋拓殖株式会…

自作高校演劇脚本⑦『チョコと洋燈と池の鯉』

『チョコと洋燈と池の鯉』 作・佐藤俊一 時 現代。季節は秋。十~十一月頃 所 日本のある町のある家庭・学校・病院 登場人物 佐藤ユキ(高校二年生) 佐藤サエ(その母 四十歳) ウタ(その伯母 四十二歳) マイ(その友人高校二年生) アヤ(その友人高校二…

観劇感想 2021年2月・3月

このところ観劇した三公演について、感想など。 山形東高校演劇部 弥生公演(一年生公演) 『帰り花』 作 霜 康司 潤色 山形東高校演劇部 2021(令和3)年3月6日(土) 16:00開場 16:30開演 17:55終演 山形県生涯学習センター遊学館 ホール 「吉田寅次郎(松…

自作高校演劇脚本⑥『私の愛した白熊』

『私の愛した白熊』 作 佐藤俊一 時 現代 所 日本のある町 ある家庭 他 登場人物 みちこ(高校二年生) 白熊(縫いぐるみであるが、黒子として出て来る) みちこの母(四十才くらい) 五十嵐先生(三十才くらい) アイスキャンデー屋(五十才くらい) あい(…

自作高校演劇脚本⑤『リトル・マッチ・ガール』

『リトル・マッチ・ガール(狼少年版)』作・佐藤俊一 時 現代の冬の夜(クリスマス)および過去(四〇年前) 所 現代の日本のある町角 焚火(石油缶で)のできる空間 他 キャスト 少年、光山成文(みつやましげふみ、小学五・六年~中学一・二年くらい) 男…

自作高校演劇脚本④『むじなの話』

『むじなの話』作、佐藤俊一 人物 ケンジ(高校生) アヤノ(ケンジの同級生) 少女(ユカ、ケンジの死んだ妹) 老婆(あるいはケンジの母) 時 現代の夏 所 地方の町 ケンジの部屋 山 他 初演 2002(平成14)年9月 プロローグ 幕が開く。(DO) 中央に照…

雑感 2021年2月28日 映画『ミツバチのささやき』

スペイン映画『ミツバチのささやき』を観た。連れが毎週借りてくるDVD を観て、マンガを読む。観ないときもある。 『ミツバチのささやき』は1973(昭和48)年公開というずいぶん昔の映画であるが、今まで観ていなかった。 この作品は、映像による詩といって…

1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)その10

小作権・耕作権について考える 再再度、「韓国における農地制度の変遷過程と発展方向」からの引用 引用開始(記号、下線は筆者) 2.日帝下の農地制度 朝鮮の土地制度が封建的土地制度から近代的土地所有制度が確立するのは、日本の植民地下で実施された朝…

自作高校演劇脚本③ 『赤頭巾最終回』

赤頭巾最終回 原作 ヤコブ・グリムとウイルヘルム・グリム 訳 金田鬼一(岩波文庫版) 翻案・脚色 佐藤俊一 登場人物 男1(狩人) 女1(母/おばあさん) 女2(赤頭巾) 男2(狼A) 男3(狼B) 舞台装置 舞台上には階段が二つ置いてある。(一つの階…

自作高校演劇脚本②             『スターライト・マジック』

『スターライト・マジック』 作、佐藤俊一 全一幕 九場 時 現代 秋の彼岸のころ その四カ月後 所 某地方、某県、某市のとある住宅地 小公園 小学校の校庭 登場人物 母 四十歳くらい 祖母 七十歳くらい サトコ(姉) 中学校三年生 カナコ(妹) 小学校六年生 …

自作高校演劇脚本①『マイ・ブルー・ヘヴン』

『マイ・ブルー・ヘヴン』 作・佐藤俊一(これはペンネームです) 時 現代の秋(この作品は平成初めの頃に書きました。およそ30年前と考えてください。) 所 天上、中学校、中学校の屋上、百合子の家(それぞれ少しの装置でよい。抽象的装置でもよい) キャ…

雑感 20210221

昨日はアクセスがすごく多かった。もしかしたら、昨日の観劇の感想を期待されているのかも知れない。でも今日も上演があるのだから、「楽しかった」「面白かった」以外には、余計な先入観を持たせてもいけないので、そんなすぐに書くわけないですよ。書かな…

1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)番外 2

併合前後の朝鮮半島の人口について 昨年12月26日の記事1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)その5 - 晩鶯余録でも書いているが、人口の推移について再考してみる。 いろいろな資料に出ている朝鮮の人口は、それが同年…

雑感 2021年2月6日 鬼桃太郎 叔母の葬儀

青空文庫で尾崎紅葉作の『鬼桃太郎』(1891(明治24)年に博文館から幼年文学叢書の一つとして刊行されたもの)を読んだ。絵草紙風で、文字は活字で版木に彫ったわけではないだろうが、挿絵が恐ろしい。桃太郎に財宝を略奪された鬼が島の王は、復讐を企て勇…

1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)その9

「韓国における農地制度の変遷過程と発展方向」から ③ 併合以後の土地制度の続き 「当時の土地調査事業は、申告主義を原則としたものであったために、1)実際の耕作者であった多くの農民は、期限内に申告することができず、膨大な朝鮮王朝の所有地が日帝の朝…

1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)その8

「韓国における農地制度の変遷過程と発展方向」 ③併合以後の土地制度 続・続 下線部1)の後半、「膨大な朝鮮王朝の所有地が日帝の朝鮮総督府の所有地として転換された」について、の続き。 「国有地創出」と「武装調査団」という説明について 紛争地調査の…

1945年8月15日以降の韓国における農地改革(朝鮮半島における土地制度の変遷)その7

土地調査の様子 一筆地調査の様子。右から二人目の人物の足元に打ち込んであるのが標杭。 (朝鮮総督府『朝鮮土地調査事業報告書』より) 「韓国における農地制度の変遷過程と発展方向」 ③併合以後の土地制度 続 下線部1)の後半、「膨大な朝鮮王朝の所有地…

2021年度大学入学共通テスト 漢文問題を解いてみた

まず「良問」という印象である。高校生の学習事項を外れてはいない。難解な疑問・反語の句法は問われていない。共通のテーマに関する、詩と散文の両方を提示しているのが良い。「千里馬」と「伯楽」というエピソードを理解していれば、両者に共通するテーマ…