2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

旧出羽村と半沢久次郎(2) 代替わりについて一考(追記あり)

昨日県立図書館で「山形市史資料第67号」を借りて読んだ。漆山村取締名主半沢久次郎の御用留書、明治2~4年分である。昭和59年(1984)年、伊豆田忠悦先生が翻刻し、解説されたもの。校長御退職後のお仕事だろう。 この解説中にある、昭和5年4月発行、高橋俊…

旧出羽村と半沢久次郎

昨日、市立図書館が一部再開したので借りに行った。外からビニテで立ち位置が区切ってある。入り口でカードをチェック。バーコードの読み取り。やっているのは中央公民館にいたNS君だった。日射しの中歩いたので汗が出る。マスクしているのでなおさら暑い…

くずし字を読んでみた

暇なので土産物の袋に書いてある字を読んでみた。 (古文書小字典を買ったので使いたくてしょうがないということだ) 変体仮名のくずし字だが、濁点が付いている。半濁点をつけることもあるらしいが、あまり見たことはない。もちろん濁点はガザダバ行、半濁…

5月24日、暑い日だった。

暑い。29℃とか。昨日は雷雨だった。一昨日、山寺駅の近くまで行ったが目当ての所は休みだった。駅前にはタクシーもいないし人気が全く無かった。平日だからかも知れないが、やはり疫病の影響が感じられた。山寺ホテルという古い旅館が、今はふるさとなんとか…

『阿片と大砲』を読む

雨の中、天童市立図書館に行く。 『阿片と大砲』が、県内ではここにしか所蔵されていないのだ。入る前から「ここでお待ちください」の足跡シールがあって、社会的距離を示されるが、誰も居ないので進む。入り口が左右に分けられ、右側から入り左側から出るよ…

岩下壮一と山本信次郎の関係 キリスト教信徒の軍人

昭和15年12月6日、当時52歳の堀三也は、3日前に51歳で亡くなった神山復生病院院長岩下壮一司祭の葬儀副委員長をつとめた。葬儀委員長は63歳の山本信次郎海軍少将だった。山本信次郎は岩下壮一の義兄にあたる。岩下の妹雅子が山本の弟三郎に嫁いでいるからだ…

図書館再開す そして堀三也と母のこと

県立図書館が一部再開したので行ってみた。入り口からスタッフが大勢居て、検温、手指消毒、入館者記録を書き、番号札をもらって書棚に行こうとすると女性スタッフが何用かと聞く。リストアップしていた書籍名を示すと検索機で貸し出し請求書を打ち出しなさ…

山岡直記の書

親戚の家にある額で、「福甚」の二文字が書いてある。 日付は読めるのだが、名の方は癖が強くて読むのに苦労した。 大正十四年乙丑 仲春 従三位子爵直記 「直記」は人名で、山岡直記(なおき)。 元治(げんじ)二年(1865)二月二日生、昭和二年(1927)三月四…

パレスグランデール 和風別館「松濤園」の書

山形市の冠婚葬祭式場「パレスグランデール」の別館に掲げられている書。 北村西望の書ですね。 「洗心長壽」 卒五壽 西望 「松濤園」 百壱歳 西望 北村西望は満102歳で亡くなっていますので最晩年の書になりますか。 上の方は「卒五寿」すなわち95歳の時の…

「揚妻」大広間の書

山形市の料亭、郷土料理店「あげつま(揚妻)」の二階大広間に掲げてある書。 雲動乾坤三祝壽 春生雨露九霞杯 「雲は乾坤を動かす三祝の壽 春は雨露を生ず九霞の杯」と読めます。 漢詩の二句と思われますが、本の詩は今、分かりません。 よく書かれる句のよ…