雑感20180828

 久しぶりに何か書いてみる。

 暑い日々が続いた。かつて山形県が保持していた気温40度越えの記録も何年か前に破られていたが、今年は次々に40度越えの地点が出てきて驚きの暑さだった。台風の進路も、昨年から、経験したことのない東から西に進むという現象が起き、さらには南下して一回りしてもどるなどということさえあった。そんなふうだから、今までにない地域での集中豪雨などが多発している。長いスパンで自然も変わっていく(繰り返しているのかもしれないが)ように世の中も大きな変化の時期に来ているようだ。これまでの世界とは違う世界が現れてくるのだろう。自分は旧世代として舞台から去るのだろう(何も大したことはしていないが)。若者は間違いを繰り返さず、新しい、より良い世界を作ってくれるのだろう。


 『半分、青い。』の主題歌を毎日聞くのだが、どうしても歌詞が聞き取れない部分がある。ネットで読めたのでやっと分かったのだが、これは自分の耳の問題なのか。かなり日本語としての流れに沿わないメロディーなのではないか。昔、「赤とんぼ」の歌詞とメロディーは日本語の高低アクセントに合っているのだ、というようなことを聞いたが、そんな関係なのか。
 思ったのは「台詞」のことで、どうしても聞き取れない時があるということだ。同じ台本を毎回同じように読んでいるはずなのだが、こちらの耳のせいか、役者の滑舌のせいか、そもそも台本が悪いのか、聞き取れないときがある。大事な台詞だと、そこが観客の耳に入っていないのでは芝居自体が分からなくなる危険性がある。早口であるほどその傾向はある。


 翁長沖縄県知事が亡くなって、ほんとうに癌で亡くなる人が多いと感じる。その後継者選びの選挙があるが、何か遺言のような遺訓のような音声データが出てきたらしい。このところ流行の音声データだ。まったく、何時どこで盗撮でなく盗録されているかわかったもんじゃない。いったん出した声は戻せない、消せないのだから、言葉は慎重に選ばなければならない。自戒。しかし、県政与党から候補者が出ないのはどういうことか。末期癌の知事を死ぬまで立たせておいて、誰も後を支えようとはしていなかったのか? そして降って湧いたような国会議員からの出馬? よくわからない。


 このところ公演の準備に掛かりきりで疲れたせいか、重い物を運んだりしたせいか、股関節が痛くなった。今は治ったが。
 股関節といえば、少し前に安倍総理も股関節を痛めたらしかった。こちらも治って良かったが、一部ネットでは、この痛みを総理の持病の薬と関係づけて、股関節を治そうとすれば持病が悪化し、ジレンマになるしかないというデマが流れた。ひとかどの論客と自認するような人でさえ、そう言うのだ。人の不幸を喜び願うような言い方で。いささか人間性を疑ってしまう。
 また、安倍総理を「アベ」と呼称し、ヒトラーになぞらえ、人形をいたぶったりしてよろこぶ人がいる。こういった行為は、批判のレベルを越して、戦争中にルーズベルトチャーチルの藁人形を竹槍で突き刺した行為に似ているのではないか。独裁者で、銃殺されたり、民衆?に撲殺されたり、死後晒し者にされたりした者も多いが、彼らと安倍総理を同一視しているのか? とうてい理解できない。毛沢東金日成といった独裁者が死後讃えられていることも理解できないが。彼らと安倍総理は並びようがないだろう? それを同じと見る、狂った認識の人が集まって「アベはやめろ」を連呼している図は、なんというか気味が悪い。
 今、自由民主党の支持率は、他の政党支持率をはるかに引き離しているし、野党勢力が「アベ憎し」で石破さんを推してみても、自由民主党員の安倍総理支持は揺るがないだろう。これは、自由民主党を支持する国民が間違っているということなのか?