山南高の卒業生答辞に関してだが、聞くところでは、同校は校長式辞も読み上げるのではなく、暗唱していなければならないのだそうだ(本当かどうかは知らない)。そういう校風だとすれば、生徒代表が何も見ずに答辞を述べるのも宜なるかなであろう。
県内各公立高校の志願倍率が公表されたが、もうほとんどが定員割れである。県都の中心的高校でも同様である。日本の人口減少はすさまじい勢いだが、それに加えて、若年人口の地方から都市への流出が加速し、地方の過疎化は絶望的な様相である。
これでは現在の学級数を維持できない高校がでるだろう。教員の定数は学級数によって、科目ごとの人数はカリキュラムによって決まってくる。学級減になれば、当然ながら教員定数も減る。しかし、だからといって公務員である教諭の首を切るわけにはいかない。民間会社のような人員整理などできない。いったん採用したら定年まで雇い続けなければならない。
また隔年現象といって、志望者の増減が年によって波打つ場合があり(前年の倍率に影響される面がある)、教員の数を頻繁に変えるわけにもいかない。
ではどうするか。常勤、非常勤の「講師」を雇い止めするのだろう。多くの講師はこの時のためのバッファとして用意されている面がある。新規採用を減らし、退職年齢を毎年上げ、再任用は無くしていく(年齢が上がれば昇給は止まり、再任用では給与額は半減する)。早期退職は歓迎される。
将来の生徒数減少(教員数の自然減以上の速さでの)に対応するにはこうするしかない。しかしそれでも間に合わず、期待以上に少人数学級(1学級10人とか?)が増えていくだろう。そして学校の統合合併がさらに進む。何か劇的な出生数増加が起きないかぎり、確実な未来である。
一方で、私立学校への助成は拡大し、授業料の無料化も相まって、ますます公立離れが進むだろう。公立学校は金が無い。様々な新規事業もなかなか徹底してゆくには時間がかかる。そのへんは私立学校の方が進んでいるのではないか。地方では長く(旧制中学の後身である)公立高校優位で、(戦後新生の)私立高校は公立の滑り止めの扱いだったが、今や様変わりして都会同様に魅力ある高校になってきているようだ。
民間のカイロス・ロケットが、三度、打ち上げと人工衛星の軌道投入に失敗した。残念だが、あきらめたらそこで終わりということで、出来るまでやるしかない。これはイプシロンでもH3でも同じだろう。
インド洋にいたイランのフリゲート艦が、米潜水艦の発射した魚雷一発で轟沈した。艦船にとっていかに魚雷(潜水艦)が恐ろしいものかが良くわかる。自衛隊は潜水艦を22隻に増やし、さらに30隻を目指すようだ。これまでの日本の各海峡(チョークポイント)で待ち伏せする作戦に加え、東シナ海、南シナ海、太平洋で自由に追撃できる余裕が増えることになるだろう。当然、台湾周辺の戦時状況に応じても行動するだろう。
軍隊が海を渡る(撤退も含め)というのは(元寇以来、太平洋戦争でも)大変なことで、失敗すれば多くの兵士は輸送船とともに海に沈む。今、中国が台湾を攻撃しても、全土を占領するに十分な数の兵士を運ぶのは一大事である。その間、台湾を包囲し、海上封鎖し続けられるか。陸上と航空機からの対艦ミサイル、長距離を飛んでくる巡航ミサイル、そして水中からの魚雷という多くの脅威にさらされながら、どれだけ耐えられるか。かつて沖縄戦での十次にわたる菊水作戦(特攻)の恐怖と損害を堪えきった米海軍のような底力が、今の人民解放軍海軍にあるか。かつての特攻機(桜花含む)は今では無人の誘導ミサイルになっている。
台湾側からの機雷敷設による逆海上封鎖なども考えられる。海は天然の防御壁なのだ。