雑感 2020年12月19日 米大統領選挙

 朝鮮の土地制度の変遷。ある程度で切りをつけて、と言ったものの、調べるほどに分からない、知らないことばかりで、遅々としてまとまらない。調べる範囲が広がるばかりである。

 

 息抜きに、アメリカ大統領選挙について。

 もう投票日から1ヶ月半も経つというのに、まだアメリカは割れている。

 現地取材をしている日本人女性もいて、トランプ側の人たちにインタビューするのを見ると、アメリカ建国以来の民主主義の伝統が危機に瀕している、それはひいては世界の自由と民主主義の危機であるという認識が語られる。もちろんCNN他の主要メディア(左派系)はそういった報道はしないので、アメリカ人自身が情報不足の中、保守系メディアやSNS(それもtwitterFacebookYouTubeなどと違うもの)に頼っている状況である。トランプ派の集会やデモはアメリカ人的なおおらかさで平和的に行なわれている。すさまじい人数と熱気、あふれる星条旗。そこに攻撃してくるのは黒ずくめの服装のANTIFAである。卑怯にも集団から離れた人を狙って大勢で攻撃し、背後からの不意打ちなども厭わない。これに対抗してトランプ派はproudboysという自警組織で市民を守っている。こちらは黄色い服を着ている。

 連日伝えられる情報では、激戦州で行われた(行われつつある)さまざまな選挙不正の事実が明らかである。もう何でもありの状態である。バイデン当選を認めたケント・ギルバートもそれは憲法違反だと認めている。これほど大がかりな不正が、アメリカという世界大国でまかり通るのは実に恐ろしいことだ。そしてそこには中共の関与があったことがかなり濃厚であるようだ。政界(政府と州ともに)・安全保障に関わる政府組織・司法(連邦最高裁含む)・官僚・財界の各層に、民主主義を毀損しようとする勢力がいて、そこには中共の人脈がつながっているというのだ。

 世界制覇を企む悪の組織、そんなものはテレビのヒーロー物にしか無いと思っていたが、実はすぐお隣にそんな国家があったのだ。いわゆる「百年マラソン」でアメリカを凌駕し、世界に覇権を唱えることを目標にしている。そのためにはどんな手段をも用いる。「統戦」は台湾だけではなく世界中に対して行われている。

 中共の支配する世界はまさにデストピアだろう。そこに暮らす人々は、批判する自由を失う。ウイグルを見よ。民族は遺伝子情報からあらゆる情報を登録され、男性はことごとく収容所に入れられ、家庭には中国人の男を監視役として同居させられ、子供は自国語と伝統文化(歴史・宗教という民族のアイデンティティ―)を奪われ、女たちは不妊を強制されるという、民族抹殺策が進行している。すでにチベット内モンゴルでは1950年代から行われていることを、ウイグルではさらに徹底して(最先端科学技術を駆使して)行なっているのだ。アメリカはこれに対して関連の企業・人物(共産党員)に厳しく制裁している。

 トランプ派の人々は、単に大統領個人に追従しているのではなく、アメリカの建国以来の精神を守るために立ち上がり、そのリーダーとしてトランプを支持しているのだ。

 インターネットはこの浸透工作を暴くのに大きな力を発揮している。新聞やテレビでは絶対に分からないことが瞬時に世界中に広まることで、健全な判断力、常識をもった人々が正しい方向をめざして力を合わせることが出来る。

 アメリカの某州議会では国家と共に黒人国歌を斉唱する。某州では万引きしてもある金額以下では罪にならない。某州では12歳の子供と性的関係を持つことが合法である。こういった、履き違えた自由・平等、偏った多様性は市民社会の基底を崩して行く。先鋭的な少数弱者の権利が強調されるあまり、大多数の、平穏に暮らしている本来の国民が疎外・圧迫・排除されていく。移民と本来の国民との間に逆差別のようなことが起きる。これは中近東・アフリカからの移民を受け入れているヨーロッパの国々でも起きていて、これまた主要メディアは報じないのだが、治安はどんどん悪化している。

 

 このところ毎日、大統領選の行方を追ってばかりいる。映画以上の展開であるが、振り返って、我が国はどうなのか? 人ごとと思ってはいられないのだ。桑原桑原。

 

 今日は午後から加藤登紀子クリスマス・コンサートに行くのだ。

 (違った。さくらんぼコンサートだった。コロナで延期になっていたのだった)