雑感 2020年11月28日

 しばらく更新しなかったので、見てくれる方も一日に2~3人まで減った。そろそろ書かないとなあと思いながら日々は過ぎた。

 

 まずアメリカ大統領選挙の結果がまだ確定していないということ。この経緯を追っているだけで面白くて(恐ろしいと言った方が良いのか)毎日過ごしてしまった。

 日本での報道を見るだけでは全く分からないことが(それはアメリカの報道メディアを引いているから当然なのだが)多い。CNN以下の大規模報道機関はほぼ民主党寄りで、一部FOXニュースあたりがトランプ寄りの報道をしていた。twitterYouTubeには盛んにトランプ側からの違法選挙、詐欺選挙というニュースが流れていた。特にepochtimesなどの法輪功系統のチャンネルは深掘りしていた。闇の政府がアメリカを共産主義化する目的で行っているという陰謀論が、妙に現実味を以て語られる。

 スイング・ステート(激戦州)の結果に対して訴訟が行われ、ルディ・ジュリアーニらのトランプチームとリン・ウッド、シドニー・パウエルらの大物弁護士が怒りの会見を行ったあたりから、真偽不明だったニュース(ドミニオン投票機とスマート・マチックのソフトウエアによる不正操作、米軍によるフランクフルトでのドミニオンのサーバーの確保、投票用紙の透かし等々)が次第に表に出てきている。総投票数、投票率も異常な数値で、バイデンの獲得票数の増加曲線も不自然な形になっている。トランプチームの手にした違法選挙との宣誓供述書は1000通になるという。これが本当だったら、恐ろしいことで民主党そのものと大手報道機関が逮捕される事態になるだろう。選挙人の確定までは、まだまだ紆余曲折が予想される。

 それぞれのニュース・ソースが確かなものか否か、自分には確かめようが無いので傍観するだけであるが、只事で無い状況になっているのは間違いないであろう。毎日の陽性者数に一喜一憂している内に、世界情勢が大転換しつつあるのかも知れない。日本人は本当に、お花畑で昼寝しているようなものなのか。

 

 

 今月は二度、東ソー・アリーナに行った。井上都さんの講演と鎌田實・坂田明の講演と公演である。井上ひさしの娘、都さんは24年間「こまつ座」の制作を担当していたのだが、いろいろあって今は「こまつ座」(及び井上家)から一切の関係を断たれている。東ソー・アリーナの遠藤さんも同じである。当初はここと川西町フレンドリー・プラザと東京の三ヶ所で「こまつ座」の公演をする予定であったのが、今は東ソー・アリーナではできなくなってしまった。残念なことである。

 鎌田實の話はまあ、いいとして、坂田明のサックスとクラリネット演奏、歌がすごく良かった。「蛎殻節」が衝撃的だった。75歳という年齢には思えない迫力だった。ミジンコの研究発表も面白かった。「ブルー・ジャイアント」を読んでいたので、サックスの即興演奏というものを初めて聞いて、納得することもあった。

 

 山形演劇鑑賞会が、今月30日の仲代達矢無名塾公演、朗読「人間失格」で最後を迎えることになった。事務局は後始末に大変だろうが、一会員としてはこれでお仕舞である。50年の歴史もいつかは終わる。このような会員制、サークル制はもはや維持不可能な形態なのだろう。福島の鑑賞会のように、何年か前に改革して、若い人を会員に入れる方策を考えるべきだったのだ。しかしその改革のパワーすらもなくなっていたということだ。

 

 職場の方は、今月で推薦入試の指導(志望理由書・小論文・面接を8人担当)が一段落。来月は全く暇になるが、新たな仕事が入るのだろうか。