今年は金木犀の花がたくさん咲いた。昨日の雨で落ちてしまったが、ここ幾日か良い香りを漂わせてくれた。例年になく暑かった夏も去り、普通に秋が来てトンボが飛び、お彼岸も過ぎて、なんだかもう冬のことが気に掛かるような時期となった。
４月に立ち上げた劇団（リーディング）の方は、細く、長く、途切れずという考えである。登録団員の中で、その回に出られる人で公演するというやり方なので、その都度プロデュース公演しているような感じになる。
定位置（同じ会場）で頻度を高くして（年３～４回）公演するという方針は、今のような団員構成では、一定の人数を抱えていないとやりくりできない。２０名いても各回実働は１０名以下ということだ。学生主体なので、夏休み、春休みには比較的時間の余裕があり、人数も集まりやすいが、それ以外の時期にはなかなかそろわない。
１２月に第３回の公演をしようと思っているが人が足りず、新たに、乏しい人脈（顧問をしていた高校の演劇部OGなど）を頼って出演依頼をしている。
同じ会場を使うので、だんだんと使い方に慣れてくる。もっと良い状態で公演するために、いろんなことを考える。それには機材もお金も掛かる。アマチュア劇団が経営的に成り立つなど夢のまた夢なので、持ち出しが続くのも辛いところだ。
あちこちに出向いていくのではなく定位置で頻度を高くし継続する。また、繰り返し再演する作品を持つことで知名度の向上を期待する、という考えは通すべきだが、それだけでは足りないのも確かだ。アイデアはあるが、なかなか難しい。
