記事が無い

このところ記事をアップしなかった。

仕事から帰ると酒を飲んで夕食、ごろ寝してテレビを見て寝てしまうという日々で、これはまあ職場で頑張っているので疲れたということも言えるが、さすがに2ヶ月を過ぎると力も尽きてきて、逆にストレスは溜まっていくということだ。

毎月の医者通いではあるが、複数の数値が高くなってきてまずいことである。新しい項目を検査すれば何かしら引っかかる。知らぬが仏である。死ぬときは死ぬ。もう退職から10年、生きた年数に不満は無い。あとは自分の好きなようにしていたいだけだ。

そんなわけで記事のネタもできないのである。(細々と調べ続けてはいるのだが)

 

最近、複数の高校の演劇部公演を観た。定期公演の季節なのだが、ここ二年間は一般公開無しが続いたので久しぶりに観ることができた。まあ現職場の関係で観劇できるということもある。

演劇部員達はこの二年間ほぼ孤立していて、その結果、技術的に退行しているように感じる。「経験は顧問に蓄積される」というが、顧問も異動するので貴重な経験も生かされずに埋もれてしまう。

未熟さは「舞台使い」に表れる。

舞台全面を広く使い、地明かりは全サス点け、ホリゾントは照明が当たらないまま開けている。上・下両袖(1袖裏)から登場・退場し、結局、横一列の立ち位置になる。

会館の舞台機構を知らないので、大黒幕、暗転幕はもちろん中割幕も使わないし、平台を用いて高さを作るのも、袖から袖まで横に土手を通すだけの発想に止まる。

何度も書いてきたことなので、もう飽きてしまった。

高校演劇部員は毎年更新される。彼等が過去の他校の優秀作品に学ぶ機会はほぼ無いし、プロの芝居を観ることも無いので、毎年「振り出しに戻る」のも仕方の無いことである。だが彼等の若い能力を発揮させられないのは実にもったいないことではある。