散歩 小白川天満神社と馬見ヶ崎川沿いの紅葉した桜並木

 昨日の散歩。小白川天満神社に寄る。ここは日本三大天満宮の一つであるという。江戸時代、家光に選ばれて、一は太宰府天満宮社領二千石。二は北野天満宮、五百石。そして二百七十石の小白川天満宮であるという説明がある。明治以降は村社、郷社となった。前二社のように絶え間なく人が訪れるような神社ではなく、ひっそりと静かである。不遜ながら、日本で三本指に入るような神社とは思えない。

 参道入り口に社名を刻した石柱があって、沖縄県知事大味久五郎の名がある。大正七年のものだが、wikipediaによれば、彼が沖縄県知事であったのは1914(大正3)年6月から1917(大正6)年4月までである。彼は加賀藩士の子で内務省の警察官僚を主に各県を歴任。沖縄県知事になる前に山形県事務官・内務部長であった。40歳代初めの頃である。沖縄ではあまり評価されず、依願免官で退職している。どういういきさつで前任地の天神様に石柱が立てられたのかは分からない。

 

 天満様の帰途、堤防に沿って戻る。馬見ヶ崎川の桜並木が紅葉している。もう陽の傾くのが早くて影が長い。

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 下はジャバ(市営プール)に渡る橋が写っている。

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 行きは登りで帰りは下り。小学生が下校する頃に帰る、一時間半程の散歩だった。