下の写真のようなものを作ったのは、少なくとも15年以上、20年くらい前だと思う。
用言や助動詞の活用表が横長の短冊になっていて、これを縦にいくつか窓の開いた台紙に通して、スライドさせると接続と活用の関係が見えるというものだ。厚紙に印刷して生徒に切らせ、各自で作製できるようにして、1クラスくらいに遊ばせてみた。その結果は、それほど有効性は感じられなかった。で、それ以上は使わなかった。直感的に頭の中でこういうことが出来る人もいるし、頭の中で出来ない人はこの器具を使って見てもなかなか理解できないようだった。我々の言語に対する理解の仕方は、このような機械的な作業によるのではないような気がした。
ずいぶん久しぶりに出してみた。なぜ思い出したかというと、
つい先日、「文○器」というもののPRチラシが回ってきて、あれ自分と同じ事を考える人がいるのだなと思った次第。色を変えたりしていろいろと工夫してある。漢文や、横にして英語でも使えるとは…。
そうか、これで商売が出来るのかあ…。でも、実際こういうことを思いつく人は多いのだろうが、実用新案とか意匠登録までする人は少ないのかも知れない。自分も全く商才がない。
webにもあるようだが、スマートフォンのアプリにもなるかもしれない。自分はやる気はないが。