友人の個展に行く

 大学時代のサークル仲間の1人が個展を開いたので、昨日4人で仙台で呑んだ。
 一番町の「むかでや」という昔からの履物屋さんが画廊を設けている。
 
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 彼は高校教員(英語)で一昨年退職した。若い頃からこういったイラスト風の叙情画を描いていた。初めはロック音楽にインスピレーションを得て描いていたが、今は文学作品からも描いている。画集も出しているが、個展は初めてだと思う。長年描きためてきたことだけでもえらい。
 
 
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 もう1人は仙台で歯科医院を経営している。世界中の学会・講習会に自費で1人で出かけ、最新の知識・技術(インプラント)を導入している。金はかかるだろうが、収入はそれ以上にあるようで、歯科医師会とかロータリークラブとかの名士でもあるようだ。レコード収集、オーディオ機器にも凝っている。
 後1人は埼玉県の高校教員(物理)だったが早期退職して、秩父の山でキノコの栽培などしている。
 
 この歯医者さんとキノコ栽培者が、月は地球から離れているのか近づいているのかで議論をする。はて、どちらが正しいのかこちらはさっぱりだから、何十億年単位の話をへえと聞いていた。帰ってきて調べたら、歯医者さんの言うとおり、年に3,8㎝ずつ遠ざかっているのだとか。こんな話や昔話、世間話(人生経験談)が楽しい。気の置けない仲間は実にいいものだ。
 
 最初の店で「十四代」を飲む。やはりおいしい。弘前のお酒で「豊盃」という銘柄がすごくおいしいと聞く。機会があれば飲んでみよう。2軒目のバーでドイツの養命酒だというお酒を飲む。内臓に効くとか。うむ、確かに養命酒であった。
 
 このサークルではもう後輩が2人亡くなっている。住所不明の人も多い。サークルは今も続いている。新しい部室を訪ねた話は前に書いた。実際プロになって、何冊か出版した人もいるが、今は消息不明である。そんなわけで、この夏に大同窓会を開こうという話になった。