明日は墓参り

 今日20日の昼、山形市七日町。奥の時計台のある建物は旧県庁舎。現在は文翔館という名の郷土資料館。石造りの結構な建築物である。左側は市営駐車場と市役所(駐車場のかげになっている)。見ている反対側が目抜き通りになる。
 日曜日の昼、とにかく車が通っていない。
 
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 ガソリン不足の問題は深刻だ。営業しているGSに、夜から並んで(順番待ちで車を止めておく)給油待ちしている人たち。それでも満タンにはできない。道路幅が狭くなり、交通の妨げになる。しかし給油しなければ仕事にも行けないジレンマ。いつ正常化するのだろう? でもみんながマイカーで自由に高速で移動するのが「正常」な状態なのか? 人間は自分の足でテクテク歩くのが最も適した移動速度なのだろうとあらためて思ったりする。
 
 山形市は私鉄も地下鉄もないので車に頼る(人口に対する車の保有台数が多い)。都会よりかえって歩く距離は少ないのではないか。旧市街の周辺にニュータウンと大規模店舗が広がり、住民は車で買い物に行く。古くからの歩いて買い物に行った商店街はさびれていく。店が減り、駐車場ばかりが増えていく。しかし周辺のニュータウンも、世代が移れば老人ばかりになり、最終的にはゴーストタウン化するのだろう。なんだか何やってるんだかよく分からない。
 
 自分はもう6日間車を使っていないが、明日は墓参りなどで使わなければならない。
 昨日一日ゴロゴロしていたら歩きたくなって、町に出てみた。募金を呼びかける人たちがいる。大沼デパートや駅前ヤマザワに行く。食品は一部品薄だが弁当などもある。パン類の棚は空。
 
 避難所。はじめ、市中心部の旧第一小学校跡のまなび館だったが、今は移って市スポーツセンターが被災者の避難所になっている。JAの研修施設や各地の温泉旅館も受け入れるようだ。ちなみに山形県は全ての市町村に温泉がある。県内で受け入れた方は3000名を超えたという。
 
 被災地の抱える苦悩ははかりしれない。とりわけ福島県の状況の厳しさは察するに余りある。ただただ、現地の方々が今を耐え抜けるように祈るばかりである。
 
 JR奥羽本線は今日、米沢~山形間が復旧。山形以北はまだだが、バスがあるので生徒はなんとか通学できるのではないか。
 
 部活がしたい。23日は午後、合格者説明会をやっている間に台本読みをする予定。100分以上かかる芝居かと思うが、今の部員はこれだけの長さの芝居をしたことがないので、1ヶ月で台詞が入るかというところから心配だ。
 部の校友会予算は1300円ほど残して締めた。地震の翌日に再生プラスチックの籠を5個買って終了。
 
 4月初旬に予定されていた山形演劇鑑賞会の例会、青年座の「赤シャツ」が中止延期になった。