昼、学校の南東で黒い煙が上がる。火事である。日大山形高校の近くである。1時間ほどで鎮火したが、亡くなった方もあるらしい。消防車やパトカーのサイレン。なんとなく不安感の漂う一日だった。
今月30日の、こまつ座「日本人のへそ」（シベールアリーナ）も中止になる。楽しみがまた一つなくなる。地方の人間にとって貴重な観劇の機会が失われるのは大変残念なことだ。
人事異動の結果、庄内農業のＭ顧問が東根工業に、東根工業のＡ顧問が山形中央に転勤されることになった。ただしＡ先生は陸上部顧問になるという。自分がずっと演劇部顧問でいられたことが幸運なことだと身に沁みて思われる。
福島市の全国大会会場は被災しているようで、全国大会の開催が危ぶまれる。いや、もう高校総合文化祭どころじゃない事態なのだろう。現地の人にとっては日々刻々に生命がかかっている。
大学のサークルでいっしょだった人で、釜石市で歯科医をしているはずの女性の安否がずっと気がかりだ。実家は鈴子町の三松堂楽器店だった。地図を見ると、明らかに津波を受けているだろう地域だ。岩手県のＨＰにある避難者名簿には名前がない。
