3連休だったが部活

 13日(月)は代休で、土日と3日間、9時から3時まで部活。生徒も疲れがたまっている。日曜日通しの予定が、主要キャストがそろわず流れた。今日月曜日、全員はそろわないが主要な役はいるので、昼前に通す。69分51秒。昼休み中に台本を削ってみたが、せいぜい3~4分だろう。転換を速くしても5分超過は覚悟だ。衣装替えのために必要な暗転、そこでのナレーションを削れば、かなり短縮できるが可能か。午後削った箇所の稽古。音響がいなくなったので、自分がにわか音響で音を出してみたが、やはり下手だった。
 退屈さはだいぶ解消してきている。やってる方が退屈を感じないからいいのだろう。
 今週末の3連休も部活。ただし、18日土曜日は、1・2年とも午前中模擬試験のようなものがある。20日がパッキングだから、もうリハーサルまで日数がない。生徒もしんどい時期だが、乗り切って欲しい。
 
 今日やっと青春舞台のDVDを観る。以下、自分の正直な感想になります。もし該当校の方がご覧になっても、怒らないでください。
 「黒塚~」、初めの数分を観てこれが一番だと分かる。演技の質が他の芝居とまるきり違い、台詞(のやりとり)に非常にリアリティーを感じる。おもしろい芝居である。笑えるという意味ではない。笑わなくても良いということが、本当に観ていて楽である。笑いを強要される芝居が多いので、逆に新鮮に感じるのかも知れない。脚本のおもしろさを超えるものがあった。装置にはやや難があるが、照明・音響は効果的。
 「さよなら小宮くん」、脚本の変わりように驚く。大会を経るごとに少し変わるのはあるとしてもだ。マナブの描き方がついに不明確なままだった。小宮に「行かないでくれ」と言うマナブの方がまだ分かりやすいのではないか。また、マナブがお別れ会の主催者になってしまっているが、登校していないという設定から考えると無理があるのではないか。このような主軸のブレが許される筋書きは、結局ネタの連続としか思われず、台詞のやりとりは表面的で深化しない。滑るギャグも多い。どんな芝居もあり得ると思うが、この作品には喜劇ともコントとも言えない中途半端さがあるのではないか。脚本を読んで感じる以上のものはなかった。
 「オニんぎょ」、脚本のおもしろさが伝わっているのだろうか。特にラストの謎解きが明確に伝わったかどうか?
 「あゆみ」、プレ台本から感じられるとおりのものだった。作者柴氏のブログを見ると、このループ手法は映像からのヒントによって出来たようだ。舞台で生身の人間がそれをやるのも一つの実験としておもしろいのだろう。「人の一生は歩みである」をそのまま見せているわけである。…人の一生はいろいろなやりかたで表現できる。1本の木でも、1枚の木の葉っぱでも、放課後の学校を旅しても…。