あと1週間

 昨日から延長部活、7時まで。毎日通し。昨日は65分、今日は61分40秒。今日も台本を削った。すっきりした面もあるが、せっかくの取材結果を削るのはもったいない気もする。でも本で読むのなら詳しくてもいいのだろうが、芝居で観ることを考えれば簡明な方がいいのだろう。
 台本を書き終えてから日にちが経ったので、自分の見方もだいぶ客観的になり、台本や演技を変える方向性が具体的に見えてきている。芝居が次第にできてくると、演技への要求もより細かく深くなっていく。生徒演出がダメ出ししているのを聞くと、彼女も顧問と同じ方向を見ていることが分かる。あとは役者がそれに応えてくれるかどうかだ。
 最近、自分の書いた台本が人のものであるように感じる。それは、「他人が書いたもののように感じられる」であるし、「もう作者の手を離れて生徒たちのものになっている感じがする」である。今日、通しを観ていて、終幕の場面、初めて我ながらグッと来る。生徒たちはこの台本の中に流れるものを確実に把握しつつあり、それが形になって現れつつある。人がこれをどうみるかは別だが、自分は、満足である。
 地区大会本番まであと1週間。去年のようなことがないように祈る。顧問は風邪気味で咳が出る。うつさないようにしなければ。(もっとも、会議が終わって部室に行ったのは6時少し前だが)
 明日は昼休みにスタ会(スタッフ会)。大会中のみんなの仕事、動きを確認する。