二日ほどの恵みの雨だった

 昨日は土曜スクールで、部活はなし。今日、日曜は午前中部活、12時まで。ストレッチの後、校舎外周を一回りしていた。今の2年生、立っていてふらつくので体力養成ということである。今朝は暑くなくて良かった。その後、エチュード
 
 書きかけの梗概を印刷して部員全員に読ませる(電車が遅れたりしてなかなか全員そろわなかったが)。作品の世界観とか、下敷きにする話とかの情報と、あらすじ程度。台詞はほんの10ページ分くらいしかない。だから本当にどんな作品か分かっているわけはないのだが、特に反対もなく、おもしろそうだと言う者もいるのでこの線で決まり。登場人物は7~8人に抑えたいようなので、あまり話を広げないことにする。キャスト兼任でスタッフ専門を置かないと大変だということが身にしみているのだ。
 
 60分で表現できることの限界はある。たまたま生徒が読んでいる「季刊高校演劇」の京都大会特集号を見た。地元京都代表の「ひととせ」が最優秀だった。再読してみる。映像でも見ているので、やはりジンとくるものがある。ただ、部員が入らずに廃部となる危機、というのは高校演劇の普遍的な?テーマで、手を変え品を変え出てくる。一人芝居でこれをやったのは「ガラスの仮面」みたいである。一年間の報われない努力と、奇跡的な後継者の出現。Oヘンリーの短編を読んだような感じである。
 このシンプルさが良いのかもしれない(また大会向きでもあるのだろう)が、自分のような者が書くものは、すごく込み入った複雑な心理になってしまう。これはわかりにくいと思うのだがどうしようもない。決して大会向きではない。その部分では、部員にはすまないと思う。
 2時間あったら書ききれるかもしれないが、それがおもしろいかどうかは別だ。今回の台本も、少し書き進めてみると、アイデア通りのおもしろさが出てこないので再考が必要である。