部室の照明仕込み

 今日は9時から部室に出て、発声後、14年前の初演時のビデオを見せる。なんとSONYの8㎜ビデオである。もう8㎜ビデオのカメラは持っていないので、部室にある8㎜とVHSのダビング機で再生する。最初、テープが貼り付いていて再生せず焦ったが、少し動かしているときれいに映ったので一安心。見た感想は…いや、古い。この14年で高校生の演技力はこうまで向上したのか。今の子は、テレビのお笑いなんかで、つっこみや受けのタイミングを自然に学習してるんじゃないか。間が全然違う。全員一致して、今の1年生の方がうまい、と感じた次第。
 しかし、いろんな発見もあった。そう演じていたのか! 人間の記憶は本当にあてにならない。
 
 ビデオ鑑賞後、通し。ある程度台詞は入っている。十分いけそうな気がしてくる。なにより、楽しくてやっているのがよい。その後、場練。演出はよくやっている。自分なら2時間で疲れ果ててしまうだろう。演出には大変なエネルギーが要ることを、生徒も痛感しているようだ。
 
 場練と並行して照明の吊り込みと音響卓の移動。照明は天井の点検口を開けて、中の金属枠にワイヤーで6メートルの農業用パイプを吊り下げてある。足場用の鉄管パイプでないので、柔らかくて、ライトを吊るとたわむ。2~3年前までは、古い体育館一つ丸ごと演劇部で使っていたので、顧問になってから、眠っていたライトすべてにハンガーを付けてこのような使い方をするようにした。その直後に、耐震基準によって体育館は使用禁止になり、今の部室に移った。普通教室なので、悩んだ末にこのような吊り方をしている。
 
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 5本あるが、丸茂と松村とナショナルの混合である。電球も白熱とハロゲンがある。中央は平凸。
 
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 パイプの端に直交継ぎ手をつけてワイヤーを通してある、ワイヤー自体は200キロとかの荷重に耐えるが、天井の金属枠とボルトがどれだけ耐えられるのか不明である。下は調光用のトライダック。ほんとは3台あるのだが、1台はヒューズソケットのキャップがなくて今使えない。市内の部品屋に行ってみたが在庫なしで、キャップ一個では取り寄せもしないというのでそのままになっている。地方の悲しさか。
 
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 他にナショナルの650ワットのピンスポットが2台ある。アイリスシャッターの使い勝手がよい。
 
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 今回は携帯からメールで写真を送り、そのまま載せているので、トリミングができていない。いつもはフォトショップで加工しているのだが、採点の合間? に書いているのでそこは間に合わせ。後で直そう。