定期公演の舞台装置

 定演翌日、今度は箏曲部の演奏会の受付手伝いで中央公民館に半日詰める。眠くて、ホワイエでうつらうつらする。花粉症でよく眠れないのもあるが、やっぱり疲れているのだろう。
 今日30日放課後、片付け、部室の掃除。今日だけではまだ片付け切れていない。部室前廊下はパネル置き場で狭くなっているが、避難経路だし、機械室があるので技能員さんの出入りに支障がある。明日また片付けだ。新部長は落ち着いて部員たちに指示していた。
 
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 今回、中央公民館の迫りステージを使用した。1階席が4分割で昇降し、ステージと同じ高さになる。今回は上の写真のように、客席中央2列目までの迫りステージを上げた。3列目までの客席を畳んでステージ下に収納。下の写真で、左下に迫りステージの境目が分かる。
 ワゴンは緞帳直前のバトンに吊ってあり、引っ掛かる危険性が大きいので使用は今回限りとなった。ただのパネルだが、3枚だとかなり重かった。
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 裏から見るとこうなっている。車輪は丸く切ったベニヤ板で、パネルに打ち付けてある。パネル1枚を、1㎜のワイヤー2本で吊っている。吊り方は『ザ・スタッフ』にならった。
 
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 舞台に組んだ階段状のセット。すべて平台と箱馬で組んでいる。中央は幅1間半。左右の高台部分が高さ4尺(約120㎝)。舞台から1尺ずつ高くなっていく。
 
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 セットの裏側。高台に上り下りする階段が組んである。高台の組み方が分かる。
 上手(手前)の階段は、役者が下りやすいように、この後平台を使って組み直した。
 右側に蜘蛛の巣が見える。前の記事の写真のように、ビニール紐で編んだものを、下辺に角材を付けて吊っている。角材の両端は黒いナイロン糸で吊り、そこにも蜘蛛の巣を結ってある。幅は3間半。
 
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 下手側から見たところ。箱馬を30個ほども使っている。蜘蛛の巣の弛みは地道に直した。
 
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 下は照明の当たり合わせ。1サとス2サスが下りている。大分凝ったプランだった。月(満月と三日月)、星、虹、スパイラルマシン、建機のシルエット投影、アングラマインの最期でのスモーク(緑色に染めた)、焚き火など使えるだけ使った。
 上の写真で第2フロント(客席横の壁上端に窓があり、そこにスポットライトがある)を使っているのが分かる。これは迫りステージ用の前明かりである。
 
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 上の写真で迫りステージの大きさが分かる。迫りステージの中央に置いてあるのが焚き火(大きな缶に穴をあけてある)。調光しているが、撤去する時はコンセントから抜く。照明の3年生2人が頑張ってくれたが、彼女らも役者だったので、部分的に1年生がオペレートした。下は三日月と蜘蛛の巣当てSS。
 
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 新鋭のデジタル音響卓。プリセットしてボタンを押すとフェーダーが勝手に動く。
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 音響3年は演出も兼ねていて、作曲もした。2年のサポートがあるものの、大変だったことは間違いない。ピンマイクを6本使っているので、その時の役者の声に合わせて調整する、その操作だけでも大変である。
 
 衣装、小道具、メイクどれをとってもみな頑張ってくれた。ほんとうにお疲れさまでした。