雑感 20230901

 何も記事を書かない日が長いのは暑いせいです。という言い訳も納得いただける気候でしょう。気象庁が「異例、特別」というくらいなのだから。

 あまりに暑いので、生命維持装置(エアコン)の付いたシェルター(部屋)から出られない日々である。ここ二三日、暑いながらもなんとなく秋めいた空気を感じ、草取りや洗車をしてみた。全身汗みどろだが、死ぬほどではなかった。

 しかしまあ今日午後の暑さは恐ろしかった。

 大江町では農業用の溜池が干上がりそうだというニュースがあった。

 

 このブログで連載した「朝鮮半島における土地制度の変遷」の中で触れたが、1939年(昭和14)の朝鮮大旱魃のような自然災害が食糧問題を惹き起こす。未だ農業用水路の完備されない、天水(溜池)頼りの農業は壊滅的な打撃を受けただろう。

 一方で極端な降雨量の増大が世界中で未曽有の水害を起こし、異常高温が広範囲の山火事を起こしている。一方では世界の穀倉地で戦争をしている。これら世界中の農地の被害、荒廃がどれほどの食糧減産につながるのか。歴史の中では何度も繰り返された飢饉が来るのか回避できるのか、恐ろしい。

 まあ日本人は80年ほど前には草も食うほどの食糧難だったが、国民皆が平均的に飢えて、比較的平等だったといえよう。そりゃ若干ズルした人もいただろうが、またそうやってみんなで耐え忍ぶこともできるだろう。いや「国家の統制」を嫌う人は反対するかもしれないな? 反対しても誰かを非難しても食糧の総量が増えるわけではないが…。

 

 まあ、幸いにも「日本の水産物を買わない、食べない」宣言をしてくれた国があるので、魚や海産物は大丈夫かもしれないw。サンマなんか獲りに日本近海に来ないでね。かの国はいままで「退耕還林」と国土緑化、環境改善に励んできたのに、食糧不足が心配になると一転して「退林還耕」に変じ、森林を農地に、果樹園や緑化公園を穀物の田畑に変えようとしている。いつまで日本近海の魚を食べないでいられるかわかったものではない。

 しかし国民の反日行動は、2012年の尖閣国有化に反対する暴動のようには過激化しないだろう。あまり焚きつけると、民衆(被災者及び政治無策の被害者)の抗議はたちまち政府、共産党への激しい抗議の暴動に転化してしまうだろうから。

 また台風が近づいているようなので命だけは大切に。あちらでは突然ダムを放流したり、堤防を切ったりするので大変だが(まだ水が引いていない所もあるとか)…。