雑感 2021年6月12日

 通勤も慣れたが、片道ほぼ1時間かかる。橋の入り口とか高速からの合流地点など、渋滞する区間がある。最近は早寝早起きになっているが、朝はまとまってPCに向かうほどの余裕がないのでブログもさっぱり書けない。

 授業は、1年生は「羅生門」をやっている。ずいぶん久しぶりにやるので、どういうふうにしていたのか忘れた。とにかく読みながら疑問点を上げていき発問する。「なんで門の上の楼に裸の死骸と着物を着た死骸があるんだ?」「裸で死んだのか?」これに対して「盗人が取っていった」という答えがあると、最後の方で老婆の着物を取ることが分かりやすいだろう。が、意外に出てこない。平安時代に金目のものといったら着物、布くらいなのだから盗人はすなわち「ひはぎ」である。比較的きれいな着物からはがされていって、後にはボロボロな汚れたものが残っているのだろう(あるいは「ひはぎ」を目的に殺されたという遺体もあるかもしれない)。もう1人の国語科教員がたまたまこの授業を見に来た(今は校内で相互に参観する期間を設けているのだ)。「おもしろかった」という感想はどういうことだろうか。

 3年生は梶井の「檸檬」をやめて、安部公房「赤い繭」と三島由紀夫「美神」をやることにした。この教科書は、ほぼ同年代の2人を並べる面白い編集で、さっと読んでいろいろ比較対照できそうだ。「赤い繭」も遙か昔にやっただけなので、逆に新鮮な感じがする。最後に繭を拾った「彼」が誰なのか。流れでは「棍棒を持った彼」と同一人物というのが自然に思える。が、それでも引っかかる部分がいろいろある。「彼」は「おれ」だという説まであるようだがどうだろう。

 期末テストを作成するまでは居る予定だが、テスト後が未定?である。採点やら課題点検やらは次の人に頼むのかな?

 自分より10才くらい上の方も講師でいらしているので、非常勤ならやれそうだが、常勤で朝から夕方までは、なかなかきつい。

 

 1週間前に接種した肩が、いまごろになって若干腫れ気味で痛くなったのが気になる。1週間で副反応はほぼ無くなるはずなのに、こういう事例があるのだろうか?

まあ気にしないけど。

 山形市は新規感染者がゼロで推移していて、収束の気配が濃い。ビッグウイングでの大規模接種や職場単位の接種(天童温泉組合とか)も計画されている。飲食店営業者や教員への優先的接種が予定されている。これまでクラスターの出た部分に手当しようということだ。

 県高校総体聖火リレーも行われた。後者は、旧県庁前など結構な人出のようだったがそれが感染につながったことはないようだ。