第47回定期公演上演作品

 4月30日(日)に市中央公民館で行う第47回定期公演の出し物について、上演許可をいただいた。1989年6月初演の、渡辺えり、作 『月の上の夜』。
 ネットの「虚空文庫」で読むことができる。渡辺えりの想いを込めたファンタジックな世界。さて、いかがあいなりますか。

 第1回定期公演というか、本校演劇部最初の自主単独公演は渡辺えりさんの時の『青い鳥』である。それ以降、長い年月が過ぎた。何度か学校にいらして、部室にも来ていただいたりしていたのだが、一度も渡辺えりさんの作品を上演する機会はなかった。この度、はからずもその機会を得ることが出来た。

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 今回は制作の実務を生徒に任せていて、これまでにないチケットのネット受付などにも取り組ませようとしている。対面販売しかしてこなかった状況を少しでも変えられるだろうか。
 昔から、「高校演劇では舞台監督を育てないといけない」と思ってきたが、最近は「高校演劇でも制作を育てないといけない」と思うようになった。シベールアリーナのE藤さんもよく言われることだ。
 企画を実現するためのプランニング、スケジューリング、マネジメント、広報(集客努力)がないと、「自己満足の学芸会」で終わってしまう可能性が高い。「公演」として成り立つためには制作の努力が必要である。今回は4人の生徒が当たっている。

 キャスティングは長い検討の末に一応の決定をみた。限られた部員の中で最適なキャストを配置しなければならない。演出の越えなければならない最初の大きな山である