劇団侍’z第13回公演「約三十の嘘」作、土田英生

 7月25日(日)18:00開演 瑳蔵 2時間 1500円
 この会場は、土蔵を改造した場所で普段は喫茶店? ミニコンサートなどを行っている。造りはほぼ蔵だから狭いし、上演中の出入りができない。暗幕を巡らして背景幕と袖幕を兼ねる。一部紗幕になっていて、コンパートメントから廊下が見えるという仕組みになっている。特別列車の車内という設定だが、普通の木のテーブルと椅子が4脚。後方に2段ベッドの上の段を外したものが置いてある。最初は家屋の内部としか見えないが、音響や台詞によって列車内だということが分かる。照明は500Wフレネル3本くらいで生。
  客席は、後ろ数列は腰掛け、前数列は畳敷き。最前列で観る。役者さんの下半身ばかり見ることになる。2時間が長く感じなかった。お話は嘘のお話で、こんな詐欺師集団はいないだろうけれど、お話としては面白いのだろう。…実は、今書いている自分の台本のことで頭が染まっていて、他の台本を受け入れる余裕がないということに気づかされる。したがって半ばまで芝居に入り込めなかった。ごめんなさい。会場は受けていました。
 村山地区の高校のK先生(前県事務局長)が出演している。幕後の見送りの挨拶の時、「台本できたの?」と聞く。「半分くらい」との返事。内心勝ったと思ったりする。ライバル心丸出し。子供だねまるで。