炎熱の部活

 今日の部活は午前中で終了。暑いからではなく、人(特にキャスト)がそろわないから。
 キャストは昨日決定して、発表された。希望から外れた人は残念ながらスタッフに回る。

 装置の概略を話し合う。顧問の自分が書いている場合は、装置も照明も同時に考えているが、今回は生徒創作で、装置や照明の基本的考えが定まっていない。装置が定まらないとキャストの動線が作れない。というわけで、装置と演出と照明と舞監が集まって話し合う。といっても顧問が中心になるほかないのだが。装置スタッフは、今回未経験者ばかりだ。
 ほとんどの場面が教室なので、椅子と机が並ぶ。出入り口や壁、窓をどの程度までリアルに作るかを決める。以前に作った物の写真を印刷して見せる。具体的な舞台装置作りは、実物の観察と計測から始まる。観念的に作ってはいけない。
 過去の製作経験が蓄積されている顧問がいるから完成までの見通しが立つのであって、誰も作った経験がない場合は手探りになるから大変だろう。
 作る物の優先順位も考える。学校祭までに作る部分、地区大会までに作る部分と段階的に作っていく。装置を舞台平面図に書き込むと途端に動線が見えてくる。演出との関わりで、自然と動線が決まってくる部分もある。
 30日から立ち稽古に入るそうだ。