雪布の素材は何が良いのか?

 昨日10日(日)午後、小雨の中上山市にインタビューに行く。結局2時間以上もお話を聞く。ICレコーダーで録音させていただくので長くても安心だ。お二人とも、同じクラスで同じ体験をしているのだが、記憶に微妙な差違が出てくるのは、69年という時間はもちろんだが、記憶の個人差ということで、当然のことであろう。
 意外な新事実も出てくるが、予想が崩れることも多い。いったん取り入れたエピソードを取り消さなければならないのは惜しい。
 
 卒業生には小学校教員をされた方が多く(女子師範が併設されていたためでもあろうが)、言葉遣いがとても丁寧である。
 
 今日11日(月)、午後から体育館が空いているので、半コート借りて地区大会会場の実寸で動いてみる。実に広い。部室は5間しかないが、市民会館は10間だから倍の間口である。セットを組めば出入りが近くなるが、ほぼ素舞台だから出入りが遠い。声は予想以上に通るので安心した。
 明日も午後は体育館を使う。袖の位置にパネルを立てたいのだが。
 
 衣装の注文を一部忘れていて、お盆前に届くようにと慌てて注文する。
 
 部員からの台本の催促が頻繁になったので、満を持して? 第4稿を書く。53頁になる。明日配る。
 自分の場合、抜けている所を埋める形(追補)で増えていくので、あらためて台詞を覚え直すことはあまり多くない。書ける場面から書き、つないでいく。つまり、全体の構成、筋書きはおおよそ出来ている段階で書き始めるから、途中での大改変はあまりない。
 キャスティングして練習を始めるとそれぞれの役柄が明確になるので、それを踏まえて台詞を書いたりする。
 書いていて感情が高まるときがある。自分が感動できないものに他人が感動するわけはない。そう思って書いている。だが、当然のことだが、脚本を書く人たちの中には、こういう書き方でない人もたくさんいるだろう。何を面白いと思うのかは人によって違う、それと同じだ。
 
 明日でお盆前の部活は終わり、次は17日。課題テストがあって、再開する20日から28日の会場リハまでの1週間は、延長部活になるだろう。29日(金)が学校祭ステージ発表の本番である。台詞が入らなかったら、台本を持ってでも舞台に出ろと言っている。
 
 そこから2週間で地区大会本番。
 
 ああ、雪布を作らなければならなかった。