夏季講習中

 午前中夏季講習3時間、今の職場では初めて1年生に授業している。古文の助動詞を一通りやる予定だが、余計なことばかり言っているので進まない。このところあまり暑くないので助かっている。
 今日は午後に自分の課主催の研修会(外部講師をお招きして21人が参加)があるので少し忙しい。といっても、中心的なところはコーディネーターが仕切っているので自分は裏方だからそんなでもない。
 
 大会向け台本は45頁くらいになる。まだ後半は断片的な場面の羅列でしかないが、大分言いたいことは言えてきた。台本の入ったUSBメモリーを校長に渡して、映画監督M氏にデータで送ってもらうことにしたのだが、校長が東京に出張してしまい、書き進められない状態になっている。のを良いことにして飲んだくれてしまった。その前の晩は蟹を食うのに手こずってくたびれて寝たし…。
 
 昨日から立ちに入った。1場のみ。セットはすでに部室に実寸で組んである。出入りは1カ所からなので動線はそう難しくはない。舞台装置はほとんどすべてが借り物で、校内あちこちからかき集めた物だ。作る物はけこみくらい。だから装置作りの労力は無いと言って良い。これは楽である。労力の大部分を演技に注ぐことが出来る。もちろん、音響や衣装や照明は考えなければならないが。
 
 演出は1年生がやっている。もちろん初めてなので、慣れるまでが大変だろう。ただ人が出て来て会話するだけでも何通りも意見が出る。役者がやりやすいもの、観客からの見え方からのもの、いろいろだが、どれでもやれる。演出は無数の可能性の中から一つを選択しなければならない。そのためには誰よりも台本を読み込んで、作品全体からみての今のこの場面を作らなければならない(台本が全部できていない時点で言えることではないが…)。
 作者がそばにいるというのは強みで、台詞の解釈に迷ったときはすぐに解答が聞ける(今回、ト書きが少なめなので解釈し難いときがある)。
 
 来月の全国大会、3泊4日で研修観劇。あちこちから補助をいただいて大分助かった。その間自分の方の稽古が出来ないのはつらいが、生徒にとってはきっと良い刺激になるだろう。その後お盆休み、課題テスト休みで、始業式。学校祭は8月25日(土)、26日(日)。土曜日に市民会館で初上演となる。学校祭前数日間は20時下校で活動できるから、そこが追い込みになるだろう。24日にはしっかり会場でのリハーサルもできる。会場費、トラック代すべて学校持ち。
 生徒には毎年言っているが、たとえどんなに未完成でも、台本を手にしてでも幕は開けるぞと宣言。あくまでも、9月中旬の地区大会(11校)が目標だ。といってもあんまりひどいものは見せられないしなあ。