こまつ座代101回公演

「イーハトーボの劇列車」 作、井上ひさし 演出、鵜山 仁
平成25年12月1日(日)13:35開演 14:42終演 (途中休憩15分)
川西町フレンドリープラザ
 
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 佐藤慶が父親宮澤政次郎を演じた記憶が強いが、それはこまつ座ではないようだ。賢治役の名前も思い出せない。
 それはともかく、3時間を超える大作、井上芳雄の熱演が光った。
 
 中心は傾斜した回り舞台。始め、その盆の上に定式幕風の布が垂らしてあり、奥が見えない。盆の奥にはピアノがあり、女性が生演奏する。ピアニストは他にパーカッションも担当。
 6個の汽車の客席(木の背もたれが付いたベンチ。軽い作りで、役者が設置・撤去する)、上下や奥に置かれて、そこに役者が座って待機する時もある。その際にも声で擬音(修羅修羅とかどっどどどどうどなど)を入れる。汽車の窓枠(内枠が上下する)、花巻駅駅名標示板(下手袖に出入りする1尺半ほどの高さの土手に乗って運び去られる)。
 袖幕の他に1間幅の黒いスクリーンが数枚下がっていて動く。大黒幕に高い所から青い光が横に当たる効果がおもしろかった。
 ラスト、思い残し切符が客席に向かって投げられるが、その時、客席天井よりたくさんの切符が降ってくる(シーリングから投下)。舞台前にキラキラ輝く紙がたくさん降る。