今週末、第11回アトリエ公演「こぶたとチャールストン」

 日曜日に初の通しをした。52分40秒くらい。55分を切っているのは場所が狭いのが第一の理由だろう。衣装を着けていないので着替えもなかった。
 ストップウオッチを持って計時を始めた瞬間から半分寝ているような状態になってしまった。暗いので眠くなる。ひどい顧問である。
 まだ衣装も小道具もそろっていない。一方で、生徒が持ってきた机などは顧問が邪魔だと言って使わせない。作れと言ったものがうまくできなくて往生している。いや水だけで新聞紙は貼れないでしょう。考えたら分かるんじゃないか? 指示が伝言ゲームになって伝わるので予想外の驚きが生じる。彼女らも工夫する余裕がないんでしょうけどねぇ。
 
 芝居を作るのがどんなに大変なことか、またどんなに楽しいことか、1年生に実感してもらえたらいい。
 観客がいなければ話にならないので、それぞれが友達を呼んでくるように言う。県高校総体の日なので運動部員と運動部の顧問はいない。しかし、総体が終われば3年生は放課後補習の日々となるので、引退した演劇部の3年生に観てもらえるのは今週末が最後なのだ
 
 ビデオカメラを準備したので演出の意向で場練を撮影し、見せる。1年生は初めて見る自分の演技する姿だ。自分の動きや声はこんな風なのだと客観的に見るのは恥ずかしいし、つらいけれど見ている。
 
 このアトリエ公演が終わると大会向け作品にかかることになる。また台本に苦労する時期となった。
 大会はコンクールだから評価される。生徒たちに高い評価を得させてやりたいという思いはあるが、自分の書く脚本がそこ(高い評価)につながるのかどうかは分からない。書けるものしか書けない。すべては今の自分の心にある(にしかない)。