今日、第11回アトリエ公演本番

 「こぶたとチャールストン」、役者は1年生主体で皆初舞台。演出も初演出という中、短期間でよくつくったと思います。今日は思いきりよく堂々と演じて、楽しい舞台にして欲しい。
 
 昨日一昨日と通しを見たが、ここに来て加速度的にぐんと良くなった所もあり、もうすこし丁寧に作り込みたい気もする。
 
 4日、演劇鑑賞会の例会、扉座の「アトムへの伝言」を観劇。感想は今日明日にでも書くつもり。
 
 大会向け台本、なんとなく形が見えつつあるが、舞台としてどうなるのかはぼんやりしている。主たる登場人物のキャラクターも今ひとつ判然としない。もう少し、いろいろなことを考えないと書き始められない(そういう書き方なのです)。
 
 高校演劇はアマチュア演劇で、学校演劇である。顧問が脚本を書くといっても、60分の作品でしかない。高校演劇の持つ拙劣さのある(かなり大きな)部分は、役者たる高校生のヘタさばかりでなく、脚本の拙劣さによる。だって素人だもの。
 高校演劇の脚本を大人が演じたらどうなるかという試みがあるが、それは大方、元の良さを失うことになるのではないか。逆に、大人の芝居を高校生に演じさせたらどうなるか。もちろん「大人の演技」は出来ないのだが、高校生という、未熟なしかし無垢な(まだ人生の荒波を受けていない、あるいは今初めて受ける)人間の感性が、ドロドロの大人の芝居を不思議に清浄なものにしてしまう。そんな経験をしたことがある。それは特殊な例かも知れないが、高校演劇の本質?はその辺にあるのではないかと思う。