いわき日記 その一

 金曜日、終業式、離任式。自分は退職だが離任しないので登壇しない。毎年卒業したばかりの生徒がたくさんお別れに来る。体育館の端に並ぶのだが、今年は学年の大半が来たのじゃないかと思うくらいに大勢だった。
 昨日月曜日、成績会議、職員会議。校内人事の発表。自分も分掌課が変わって、長も主任もつかなくなった。不謹慎ながら気楽である。夕刻より送別会。自分は退職だが送別されないので下座にいる。お酌に行くが、妙な感じだ。
 
 土日はいわきにいた。朝早く6時半頃の「つばさ」に乗って9時半頃いわきに到着。これでないと次は1時を過ぎてしまうのだ。
 いわきの町中で犬に出会う。……ん?
 
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 この通りにはあちこちに彫像や銅像があり、アリオスのある文化地区へと誘うようである。
 
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 アリオス前の表示。正直、自分にはこの数値の意味するところが実感できない。それが幸せなのかどうなのかもよく分からない。
 ここは商業高校の跡地であるようだ。山形県でいえば米沢工業高校跡地にできた「伝国の杜」のようなものか。
 
 10時前のアリオスには誰もいない。しばし時間つぶしに歩き、某四つ角にアンティークの飾ってある小さな喫茶店に入る。連れはこういうものに興味がある。それがアンティークなのかガラクタなのかの判断は人によるかも知れない。
 
 アリオスに戻って1階のイタリアンレストランで昼食。be先生に遭遇。こちらは旅の荷物を持ったままなので「お上りさん」という感じだが、先生はいつもすっきりしていらっしゃる。
 
 2階中劇場前に立ち、12時半開場を待っているとA保先生に遭遇。春らしい軽やかなスタイル。自分は冬の国から出て来たという感じ。東北大会の上演を記録したDVDをいただく。「好きにならずにはいられない」である。(帰宅後拝見。たぶん事務局撮影の引きっぱなしの映像だが、自分の7列目で観た記憶と重なり、あの感覚が戻ってくる。)
 
 定刻開場。10列13番の席に座る。せっかく来たのだから好きな席で観たい。1階は400席くらいのようだが、全体に黒い内装で緞帳も黒いカーテン。間口に比して高さがある。フロントはむき出しのライト。座席は列ごとにずれていて観やすい。ベルではなくてチャイムが鳴る。
 
 つづく