課題テスト採点中

 昨日、今年卒業したS鳥が部室に来てくれた。富山の全国大会に行けなかったのは残念だったねという話をしただけで、会議に戻った。今日も会議で6時近くまで部室に行けなかったが、今日はS鳥と同じ代のAやぎとFりおが顔を出してくれた。彼女らは『あの日 あなたが 校舎を燃やした?』で県優秀賞第1席となり、東北大会、全国大会の生徒講評委員をつとめた人たちである。
 
 昨日から部活が再開されたが、4時半までは学校祭の準備が優先なので、4時45分から7時40分くらいまでの部活になっている。この期間だけは8時完全下校で活動できる。だから通しが出来るが、久しぶりなので調子は出ない。一番問題なのはラストシーンが出来ていないということだ。いやほんと冗談ではなく。台本は書いてあるのだが、実際には出来ないという状態。「そんなできないこと書くなよ」ということだが、流れからしてそうでなければ終わらない。そこの演技は生徒に任せているので、頑張ってもらうしかない。
 
 地区大会3週間前に同じ会場でリハーサル、ゲネプロができるというお得なことなのだが、一応700人の前で上演するので、生徒も大分切羽詰まっている。感情的な言動が出てしまう。人間(それもまだまだ若い女の子)だもの。
 前日のリハーサルは十分な時間が取れるので、本番はなんとかなるとは思っている(祈っている)。
 
 
 オリンピックメダリストのパレードに50万人が集まる日本。反原発にも多くの人が集まる。しかし、暴動にはならないし誰もそんな心配はしない。こんなおとなしい人々が、67年~71年前には世界の最強国アメリカ相手に全面戦争を行っていたのだ。不思議な感じがする。
 今、「朝鮮戦争の起源」(ブルース・カミングス)を読んでいるが、読み応えがあると言うか、なかなか進まない。また、韓国の状況は細かく知られるが、北朝鮮の状況はそれほどわからないので何か隔靴掻痒という感なきにしもあらず。人民共和国が成立しようとしていた南朝鮮で、アメリカ軍政のもと、日本時代の官吏や地主、企業家が勢力を保持しようとした。アメリカも冷戦の中、信託統治から分離独立へと傾いていく。やがてアメリカから反日で極右(反共)の李承晩が乗り込んでくる。まだその辺なのだ…。