35.6度だった

 今年初めて35度を越えた。学校に行くと3年生は講習だった。職員室にも先生方が多く、冷房をかけて仕事をする。自分は台本に取り組む。36頁。前半はまとまってきたが、後半につながるためには構成を考え直さなければならない。今晩の仕事か。
 
 
 先日見つけた古い8㎜ビデオを、DVDにダビングしてもらっていたのができてきた。
 19年前、平成5(1993)年6月16日に、市中央公民館で上演している。北高演劇部第28回定期公演、『頭痛 肩こり 樋口一葉』作、井上ひさし である。
 このときは、カーテンコールでダンスをする前に舞台装置をすべて撤去するため、自分は袖にいて、客席からの撮影は生徒(放送部かな)にまかせたはずだ。上手、下手2方向から撮影してもらったが、今回ダビングしてもらう際に、1本はノイズがひどくてできませんと言われてしまった。だから以下は下手方向カメラのみの映像になる。それをキャプチャーしたので画質はよろしくない。
 (追記 客席にいなかったというのは記憶違いかもしれない。)
 
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 最初の子供たちのシーン 本当は6人の女優ですべて演じるのだが、このときは他の部員が演じた。
 
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 「女学雑誌」の記事を読み、小説家になる道を選ぶ一葉(夏子、左)と妹の邦子。
 ちなみにランプに灯は入っておらず、ガラスの傘がサスライトで光っているのです。
 
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 下手の木戸は、テグスで引いて開け閉めしましたね。花蛍の登場の時です。仏壇は本物です。
 
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 幽霊の見える夏子と見えない人々との会話のずれで笑わせる場面。よく笑っていただきました。
 押し入れに布団が入れてあります。手前の桶は桶屋さんから借りた物です。
 
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 お盆の場面が繰り返されるこの芝居で、唯一冬の場面。足下に洗い張りの板があります。
 着物は何枚も着替えました。頭はパーマ屋さんで、当日の朝、結ってもらいました。
 結髪、衣装、着付け、小道具など、たくさんの人に助けていただいたからこそ出来た芝居です。
 ほんとうに、ありがとうございました。
 
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 化けて出る先を辿りきれない花蛍と夏子。客の頭が邪魔ですね。
 
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 かつての友達が遊女に身を落としたが、なんと友達の夫が通い詰めということが判明。大変なことに。
 
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 夏子は亡くなったが、全集も出版され、やや生活にゆとりが出て来た。仕立物をする親子。
 
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 み霊様となった夏子
 
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 邦子は母親の初盆を済ませると、仏壇を背負って転居する。み霊様となった5人が見送る。
 
 懐かしいなあ。もっと載せたいけど、きりがないからやめる。
 
 「私たちの心は穴の開いた容れ物、私たちの心は穴だらけの容れ物。…思い出がこぼれてなくなれば、私たちは、いなくなる。」劇中歌です。歌詞はあやしい。