立冬 阿部秀而先生

 職場の銀杏(11月18日朝) 朝日を受けてあまりきれいだったので撮影

 職場の中庭(11月2日) これは銀杏ではない。中庭にしては大木である。

 

 同じ中庭(11月14日) 落葉が散り敷いている。

 

 職場の木々も緑から黄色へとうつろい、落葉の季節となった。勤務当初、まだ冬枯れのような状態だったのが、新緑に萌え、盛んに茂ったのが昨日のことのようだ。年を取ると季節の短さが本当に身にしみて感じられる。3ヶ月が1ヶ月のようだ。

 代役とはいえ、常勤のため毎日がそれなりに忙しい。好天の日には何でこんな良い日に建物の中で仕事しているのかと、ばかばかしいような気持ちになる。夜は夜で疲れて帰宅すると早速酒を飲み、食事のあとはプライムニュースなど見て寝てしまうので、ブログ更新もしないでしまう。今の仕事は2月いっぱいで退職するので、来春からはまた更新をペースアップできるだろう。

 今年は区切りの年齢になったせいか膝が痛くなったりしたこともあり(正座が出来なくなった。今はほぼ正常に戻っている。)、庭の草取りもままならずほったらかしであった。しかし植物にとってはその方が自然であり、見ていると、本来の伸び方、蔓延り方はこうなのかと気付かされたりする。今更だが、任せるところは任せれば良いのだな。先走って切ってはいけない。

 

 15日の朝刊で阿部秀而先生の訃報に接した。89歳とのこと。ご冥福をお祈りします。演劇の関わりで様々お話を伺ったことに感謝。自分は先生のお持ちだった貴重な資料のごく一部を譲渡されて持っている。それをどうやって次代に渡したら良いのか考えなければならない。

 

 

 最近、偶然にも阿部一郎(阿部次郎と堀三也の兄)のお孫さんとお話が出来、三也の最期の様子を伺うことが出来た(その方はその場にいらした)。もう少しまとまったら記事にするつもりだ。以前、三也のお孫さんからこのブログにコメントをいただいて、三也の家族の写真などもいただいたのだが、その写真をお目にかけた。一郎のお孫さんからは、三也のフランス駐在武官時代の写真をいただいた。その方は、三也を「おじさん」と呼んで(実際は大叔父だが)親しくしていて、団子を食べに連れて行ってもらった思い出があるということだった。

 三也のお孫さんとはその後連絡が取れていないのだが、この機会にまたコメントいただければ嬉しいのだが。