2018201

 さすがに大寒は寒さがキツい。
 年度も押し詰まって、毎日が飛ぶように過ぎ去る。カウントダウンは確実に進んでいく。

 高校演劇との関わりも、もう無くなるかもしれないが、今年度の上演作品からの延長で少し言えば、一つには「高校生らしい」ということ、もう一つは「芝居のリアリティー」ということを考える。まあ今まで言ってきたことの繰り返しになるのだが…。

 生徒会部活動は顧問教員の指導の下に行われるので、合唱や吹奏楽の指揮者は教員である。高校生の歌声の(年齢的な)未成熟さや楽器の操作技術のについては大人の専門家には遠く及ばないだろう(高校野球だってそうだが)。その制限の中で「高校生らしい」表現がなされるわけだ。
 ただ、脚本段階から創作していくとなると、高校生が感じていることを高校生なりに脚本化して高校生なりに演出して上演するというのが「高校生らしい」ことなのか。そういう作品はたくさんあるだろうが、大会でそういう作品が「高校生らしい」作品という基準で評価されているだろうか?

 続く

 下の写真は昨年10月に「やまぎんホール(県民会館)」で行われた演劇教室上演劇団による生徒講習会。舞台には『夢をかなえる象~青春ロボット編』のセットが組んである。舞台上中央のマスクの方が、ガネーシャ役の人。客席では班ごとにその台本の一部を読んでいます。

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