平成27年9月19日(土) 18:31 開演 20:20 終演 その後挨拶
山形市民会館小ホール (14:30開演の回もあった)
入場数 120席ほど準備されていたがほぼ満席で椅子を足していたようだ。昼の回も同様だったそうだから、合わせて250人以上入っただろう。これだけの観客動員力を持つのはなかなかたいしたものだ。36回という公演回数も、この劇団の安定した力を示しているだろう。
昼の回は1時間55分くらいの上演時間だったそうで、夜の回は少しテンポが良くなったのかも知れない。
平成12年初演時の題は「冬のユリゲラ-」ということで、内容はもっと昔、昭和の超能力ブームの頃の話のようだ。長澤まさみ主演で映画になった作品。
小ホールのステージ上に喫茶店が作られている。背景に黒幕を吊り、そこにパイプを渡して一部照明を吊っている。照明では、ボーダーを3色に分けて交互に点滅させる使い方をしていた。
高さ7尺弱のパネルで囲っている。上手にクリスマスツリー、窓付きのドア(内側に開く)、奥側の壁に赤い時計(実際に針が動く)、これで1間半。奥に4間幅で2尺1寸くらいの高さが作ってあり、上下の階段で上り下りする。上段の上手は少し前に出ていて、上手側の壁に棚、エアコンのリモコンがある。内側半間はトイレのドア。テーブルと椅子2脚がある。奥の壁にはカーテンの掛かった窓(開けると外が見え、星球がある)。下手には飾りの柱?(塩ビパイプのような物、茶色)が4本ほど立っている。下手はカウンター、1間幅ほどで、液晶テレビなどが置いてある。カウンター前に椅子が2脚。前中央にはテーブルと椅子4脚。その後と上手にテーブルと椅子2脚ずつ。後で組み合わせて5人掛けの大テーブルにする。
トイレの奥の窓の設定まで作っていて、なかなかスタッフの頑張りが伝わってくる。
それぞれ違う能力を隠し持つエスパー達が人目を忍んで会える場所。今日はクリスマスイブ。貸し切りで能力を披露し合おうという所に、エスパーならぬびっくり人間の細男(細い隙間を通り抜ける技の持ち主)が入ってくることで巻き起こされるコメディ。
電子回路を操る、心を読む、透視する、物を動かす、時間を(5秒だけ)止めるといった能力を使って事態を解決しようとするが失敗するというパターンの連続。笑えるが、会場爆笑というところまでいかない。役者さんは皆さん結構達者なのだが、どこかしら「頑張ってる感」が伝わってくるせいかもしれない、などと思った。ママさんや桜井AD、良い感じでした。。
下はパンフレット表紙