自分で選んで歩き出した道 ‘女の一生’より 一九八四年四月(78歳)
今日は午前中部活。1年生は1人がインフルエンザで休み。2年生が遅刻してくるのは良くない。
1年生中心に発声の指導など。その後丸くなって椅子に座り台本読み。この脚本はおよそ14役登場するが、役者1人がどのようにも何役でも兼ねることが可能なので、演出が組み合わせを考えている。
発声や、感情表現を少しやっただけでも各々の個性?が見えてくる。まだ恥ずかしくて感情表現ができない生徒もいる。いつも顧問が見ていて、把握された個性から次の作品のキャラクターができるのだから、みんな頑張るように。しかし生徒も大きくイメージチェンジする場合があるから、こちらも「この生徒はこういう役柄」と決めつけてはいけない。
部室にある自分の旧作を読み返して、懐かしむと同時に再演の可能性を考えたりする。ただ前任校には男子部員がいたので、当時の作品は今やりにくい。