杉村春子の色紙

       自分で選んで歩き出した道  女の一生’より   一九八四年四月(78歳)
 
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 この時の山形での舞台は自分も観ているはずだ。杉村春子のお下げ髪と北村和夫の学生服姿に強い違和感を感じた記憶がある。もちろん相応な年齢の場面になるほど存在感は増していった。
 
 
 今日は午前中部活。1年生は1人がインフルエンザで休み。2年生が遅刻してくるのは良くない。
 1年生中心に発声の指導など。その後丸くなって椅子に座り台本読み。この脚本はおよそ14役登場するが、役者1人がどのようにも何役でも兼ねることが可能なので、演出が組み合わせを考えている。
 
 発声や、感情表現を少しやっただけでも各々の個性?が見えてくる。まだ恥ずかしくて感情表現ができない生徒もいる。いつも顧問が見ていて、把握された個性から次の作品のキャラクターができるのだから、みんな頑張るように。しかし生徒も大きくイメージチェンジする場合があるから、こちらも「この生徒はこういう役柄」と決めつけてはいけない。
 
 部室にある自分の旧作を読み返して、懐かしむと同時に再演の可能性を考えたりする。ただ前任校には男子部員がいたので、当時の作品は今やりにくい。