1・2年生の練習開始

 昨日から1・2年生11名での部活。新部長(3年生からの指名で決まる)が仕切っていくが、当然なことにまだ慣れない様子。昨日は片付け、掃除。今日から基礎練習とアトリエ公演の準備。
 アトリエ公演は6月初めの県高校総体直後に設定。1年生に2年生を3人足して7人キャストの芝居。脚本は決まったがここではタイトルを公表しない。作者に無断だからである。公演と言っても、公開練習という建前なので、許可はとらない方針。練習で脚本を読むのに許可を求める必要はないだろう。でも面倒なことを言われるのは嫌なのでここでは公表しない。練習と言っても照明・音響・装置・衣装をそろえて演じる。「観客」は校内の生徒、職員である。
 
 春の県生徒講習会以前に脚本が決まって読み始めるというのは早いペースである。しかし、中間テストで10日間抜けるから、約2週間の練習で1時間の脚本をやることには変わらない。
 
 
 今日は発声(母音・五十音、呼びかけ、外郎売り、アメンボ)、喜怒哀楽、エチュードそして本読み。
 1年生の声は普通の生徒と変わらない。訓練でだんだん台詞の声になっていくのだが、はじめから地声が太い人の方が有利なのは確かである。現在の部員に地声の大きい人が少ないのが気になることではある。五十音は「あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ」を一息で4回言う。呼びかけは3人の背後から呼びかけて、自分が呼ばれたと感じた人を振り返らせるというもの。狭い部屋では反響して分かりにくいかも。あまり当たらない。呼びかけの言葉は「おあいうえ=お兄上」。外郎売りは4分間で言えるように。「あえいうえおあお」のイントネーションは今日はやらなかった。これはスタッカートでやる人と切らないで滑らかにやる人とがいる。
 
 
『喜怒哀楽』のやり方 (いろいろあるでしょうが、今日やった例です)
 
① イスを5脚並べて坐り、端の人から泣き始める。すすり泣きからだんだん程度を上げていって、最後の人は転げ回って号泣する。笑いも同様、くすくすから始まって次の人は大笑い、哄笑になり最後は狂ったように笑う。途中の人がはっきりレベルを上げてやること。
 
② 一方の壁から他方の壁まで歩く内に感情を高めて行く。向こうの壁に達したときがピークで、戻ってくる内に興奮がさめて元の位置に来ると平静になる。これは「怒り」がやりやすい。二人ずつ並んでやる。声を出しても良い。足を踏み鳴らしたり、壁を叩いたりしても良い。なるべくゆっくりと歩いて行くこと。体育館では広すぎる。
 
 
 うちは、脱力とか自己解放とかコミュニケーション的なゲームとかはやらないですねえ。