22年度最後の日

 今日は平成22年度最後の日だった。3時に離任される先生方の見送りがあった。玄関前に、部活で登校している生徒たちも集まり、サッカー部がお得意のパフォーマンスを披露。音楽部が校歌を歌う。教師、生徒全員でアーチを作り、送り出す。毎年のことだが、離任者はまた戻って職員室で片付けをしたりする。あと2年したら自分が送られる側になるのだ。
 
 部活は、午前中で木が一応の完成を見る。
 
 ↓ 裏返しにしてネットを布ガムテープで貼り付ける。ネットは写真ではほとんど見えない。
 
イメージ 1
 
 ↓ 畳んで3週間後の仕込みまで部室の隅で保管。バトンに吊るための角材はその時に取り付ける。
 
イメージ 2
 
  掃除をして、廊下の荷物を部室に運び入れて、午後は稽古に入れた。3時までで終わるが、それ以降も生徒は部室に残って課題をやっている。よく頑張るなあ。
 部活終わりのあいさつの時に副顧問だった先生が挨拶に来られて、部員たちは別れを惜しむ。2年間ありがとうございました。
 
 2年(明日から3年)部員Aの書いた読書感想文が、「全国青少年読書感想文コンクール」で全国入選した。何を読んだか定かでないが、Aの演劇部体験、特にこの度の大会作品を作るに当たっての、電話取材などの苦労と、台本ができたときの感動と希望を重ね合わせている。素直な、好感の持てる文章だった。
 そういえば前任校でも、「私の愛した白熊」の白熊役の生徒が、演劇部活動を題材にして書いた文章が何かに入選していたなあ。やっぱり、演劇は生徒にも何かしら深く考えさせるものなんだなあ。
 
 
 県高校演劇協議会で発行している「高校演劇通信」に、県大会の写真を載せるというので、業者撮影の写真を買った中から適当なものを選んで送る。2月7日の記事に載せたものに近い写真を載せることにした。2枚余計にスキャンしたのでここに載せよう。
 
 ↓ 前半、部室で、七輪でご飯を炊こうとして煙が出過ぎ、火災警報が鳴ってしまうという大騒ぎの場面。スモークマシンからホースで七輪に煙を送っている。スカートの生徒は演出役。他の、衣装としてもんぺをはいているのは役者の役。
 
イメージ 4
 
 ↓ 分かりにくかった、後半の「影」の場面。主人公が夜の校舎で放火犯を見る。しかしこれは主人公の内面の風景なので現実ではない。さらにこれは劇中劇なので、二重構造になっているから分かりにくいのだ。でも印象は強烈ではある。写真では全体に青く見えるが、人間の目で見るともっともっと暗い。装置の背後から明かりを当て、あおって炎に見せている。前景右の主人公には下手からのSSが当たって顔が見えるが、左の人物の顔は見えないようにしてある。SSは舞台面をなめないように注意して当てた。ここではあえてスモークマシンを使わない。照明が戻ったときに煙が残っていては困るし、既に煙の印象は観客に与えてあるからだ。
 
イメージ 3