頑固じじい…か

 地区大会を終え、中間テスト前の部活休止期間。顧問は問題作成、生徒は勉強にいそしむ。
 今回の大会では、ロビーに掲示され感想が書き込まれるメッセージボードを1度も見に行かなかった。見ないことに決めたのだ。だが、うちの上演時には急に緊張してきて、続発する小さなミスがものすごく気になり、冷静に観ていられなかった(ビデオカメラのファインダーから見ているのだが)。数時間後に結果が分かって、まるで県大会を終えたような安堵感を覚えた。昨年の地区落ちの悔しさがそんなにも心に残っていたのだ。これからが県大会という次の険しい山だというのに…。
 いろいろコメントをいただくが、素直に全部を聞き入れることはできない。言われるまでもなく分かっていること、言われても無理なことは聞いてもしょうがない。この歳になっても「耳順」には近づかず、「頑固じじい」に近づいているようだ。
 
 芝居らしい芝居が観たいし、やりたい。コントのようなやりとりにはうんざりする。ちゃんと台詞になっている学校のほうが少ないんじゃないか。突っ込みと受けの繰り返しみたいで、感情のやりとり(といっては誤解されるかも知れないが)が作られていないから、勢いはあるけれど何も深化しない。おおげさな瞬間的な感情表現はあるが、60分間かけて作られる静かな深い感動というものとは無縁になる。
 
 「高校演劇大会結果速報ブログ」にトラックバックされたせいか、訪問してくれる方が少し増えた。HPの脚本置き場も少し見ていただいたようだ。ありがとうございます。