県大会講評①

 村元督先生の県大会講評が送られてきた。
 13校分で14枚。うちだけ2枚使ってある。1枚は脚本への細かいアドバイスである。驚くとともにありがたい。脚本に対して自分でも感じていたことがズバリ指摘してある。一部はすでに直してあるのだが、地区大会の台本をそのままお渡ししてあるので、そこにもちゃんと指摘がある。ありがたい限りです。
 
 生徒の演技もスタッフワークも良かった。やはり詰まる所は脚本ということか。ブロック大会出場に満足している場合ではない。もう一頑張りしなければならない。でも大幅な書き換えはできないだろうなあ。
 書きたいことが多くて60分では書ききれず、あるいは書こうと思っていた方向から少しずれてできあがってしまうことがあり、元々の構想の残滓というか名残が残ってしまう場合が多い。それは作者としては捨てがたいのだが、観る側からすれば不要としか思えないわけだ。
 伝えたいものは非常に複雑で微妙なもの(感情)である。まず観客に、登場人物と同じ感覚、感情を共有してもらいたい。そのために、慎重に積み上げているつもりだ。「愛する人を失った悲しみ」と言えばそれまでで、悲しみを十分に表現すればいいのだろうか。だが、それ以外のものをたくさん含んでいる。人は無くしてから気付くことだって多い。それは通夜から葬儀へと進行していく内に主人公の中で確信されていく。観客が登場人物に感情移入できれば、芝居の全ての部分が観客の心にさらに様々なものを誘発するだろう、という具合に作らなければならないのだが、できていないんだなやっぱり。少し書きかえて、まだ演出できる部分も見つけたのでさらに詰めていこうと思った。もう少しましな形で東北各県の代表の前でお見せできるようにしたい。…2年生は修学旅行で当分いないけど。
 
 今日は雨。学校で少し東北大会運営に関わることを考えた。3年模試の自己採点に目を通した。