日々雑感

 8日(火)、JOY白山店に4mの角材を買いに行く。配達は火曜と金曜ということで、届いたのは11日。届いてすぐにパネルのかさ上げ作業に入ったが、1年生の基礎練習の後にしたので、1枚も完成せずに時間切れ。また鋸の挽き方を教えるところから始まる。
 9日(水)、アクエリアスのTKさんが来校。彼は東北大会でも運営スタッフとなるので、2時間ほど打合せ(県大会の話もした)。その間、1年生は基礎練習と台本読み。台本読みは、2月恒例のアトリエ公演に向けてのものを探している。
 10日(木)、市民会館で東北大会打合せ。大会事務局長の山東TS先生と搬出搬入担当の山工ST先生と市民会館職員、スタッフ。青森、岩手と参加校が決まり、宮城、秋田、福島とこれから参加校が決まるのだが、運営は一気に実働段階へと入ってくる。山東さんとうちは出場校でもあるので、リハ・本番時の運営補助員のやりくりが少し面倒になるか。
 しかし、福島県大会から3週間後の東北大会。福島代表は忙しいだろうが、プログラムやらポスターやらの準備も忙しい。
 館内を見て回っていると、小ホールで「漢劇WORRIARS」さんがセット作りをしているのに出会った。彼らはクリスマス・イブに、ここで公演をするのだ。
 
 
 
 
 以前の記事に書いたが、20年ほど前に、演劇教室に来た劇団フォーリーズと山形北高演劇部員でミニミュージカルを作った。5日間の練習で、県民会館のステージに組んだ『俺たちは天使じゃない』のセットを使い、地区の演劇部員たちの前で『ベイブス・イン・アームス』の一部(ダイジェスト?)を上演した。今日、DVDにダビングしようとしてその8㎜ビデオを見た。ほんとに20年ぶりに見たので、最初テープが回らなくて往生したが、見ることに成功。最初のシーンで当時の生徒の顔が大写しになり、「これから歌います」などと言っているのを見た瞬間、時間があの日までふっ飛んでいった。懐かしい顔、顔。
 主人公役の2年生は数日前から緊張のあまり保健室で泣いていたのだが、本番ではピンマイクを付け、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を歌った。1年生の子も1曲ソロで歌った。女演出家役、その秘書役、若い女優役、劇場に集う若者たちなどみんな台詞もちゃんと言った。相手役の男性はヴァレンタイン役以下、全てフォーリーズの俳優さん。
 
 ミュージカルも楽しい。劇団員からは「むずかしく考えなくてもいい。お芝居にほんの少し歌と踊りが入っただけ」と言われていた。このときの1年生は、直後にミュージカルを創作し、校内冬季公演で上演した。すばらしかった。そのビデオも撮ったが、今見つからない。
 とりあえず、『ベイブス・イン・アームス』のダビングができたら、画像をアップするつもりだ。
 
 田舎のおとなしい高校生。最初のうちは、こんなんでできるのかと心配されたようだが、立派にやってのけた。あのへんから、自分も高校生の力を信じるようになった。どこまでできるかという限度が、いかに高いかを知ったのだ。これは、その直後から始まった山南高と山北高の合同公演(5年間続いた)でも感じたことだ。その練習の中で、高校生の力をどこまで引き上げることができるか、自分の中に尺度ができた。だから「普通」のレベルでは満足しないようになったのだ。
 
 
 今日、暖かかったので近くを歩いてみた。いや、演劇鑑賞会事務局に行ったのだが、東北演鑑の会議で不在だったから時間が余ったのだ。
 
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 ↑ 市立病院済生館にあるモニュメント。済生館は明治10年代に県令三島通庸によって建てられた病院であり、市民にはずっと親しまれた建物だった三層の楼を模している。旧三層楼は今霞城公園内に移築されて博物館になっている。戦時中から解体されるまでは最上層が取り払われていたが、移築後は復原されている。
 
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 ↑ 三層楼の図 
 
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 ↑ モニュメントの後ろにある、ローレッツ医師の像。彼はオーストリアから招かれ、済生館の草創期に  医療を指導した人である。