風邪っぽい

ブログの引っ越しも億劫でずっと思い病みしていたが、ツールがいろいろ改善されていて、思いの外、楽に移転できた。画像もインポートしてくれるようになったらしく、ありがたい限りだ。

 

無料で、自分の書きたいことを書いて、(ひっそりとだが)公開できるというのは、思えば大変なことだ。

 

また、他の人たちが書いたもの、撮って投稿した画像を見て勉強できるというのもすごいことだ。LED照明のDMXコントローラー操作なんか、youtubeを見てなんとかできるようになった(外国のものなので言葉は分からないが、操作は見ればわかる)。庭木の剪定なんかも、見よう見まねであるけれど、コツの一端を知るだけでもずいぶん違う。

 

人生で、師に付いて何か勉強するということがほとんどなかったので、片半端な知識と偏狭な思考のままここまで来てしまった。それでも、読んだり見たりで補っていける。自分に見合った穴を掘って、落ち着いて冬眠するような心境になったら、こんな人生も終わりで良いかなと思ったりする。

 

一方、人に教えるという仕事を41年間もしてきたのだが、これもさっぱりで、まあ時代とともに生徒の側が変わったとも言えるのだろうが、人に学ぶ意欲を起こさせるのは難しく、意欲のない者に教えるのはさらに難しい、としか言い様がない。「フーテンの寅さんに古典文法を教えようとする」と例えれば、その大変さが知れよう。ああ、例えが良くないな。フーテンの寅さんは大好きで、最近のドラマ『少年寅次郎』に感動しているくらいなのだ。要するに、「教える」ということが、相手にとって余計なことをしているに過ぎないのではないか、というような感じがひどくするというだけのことなのだが。

知識の切り売りで給料をいただく、しがない稼業を、まだ性懲りも無くやっている。今のところは需要があるからまだ良いのだろう。

 

風邪気味なので寝よう。おやすみなさい。