平成26年10月3日(金) 18:30 開演 20:37 終演 途中休憩無し
山形市民会館大ホール
福島出身の佐藤B作が、劇団創立40周年を迎えて、大震災後に書かれた喜劇に臨んだ。
戦国時代末期、某小国の殿様が、側室たちを連れて山中に逃げ込んでいる。水争いで隣国から奇襲されたのだ。見捨ててきた奥方と母親が追いついてきたり、妙な鉄砲造りの親子が出て来たり、木の下当吉郎が出て来たりで忙しい。なりたくもなかった殿様が、危機に瀕して人の思惑や欲望に翻弄され、自らの出自の秘密を知ることになる。
登場人物が多く、展開も速いため、相互のつながりが強引で、やや入り組みすぎていたように感じた。
作者は現代劇の方が本領を発揮するのではないか。
緞帳開いている。間口を6間ほどにし、奥に草木に完全に覆われた小屋?がある。その中央から草を潜って出入りできる。小屋の上には左右の階段から上り下りする。上から樹木の葉が吊ってあり、その間から背景が見えるが、背景は黒幕の場合が多い。
照明は多くが舞台中央に向けてあり、一部、装置裏から照らして客席天井に当たるものがあった。
舞台上にいくつかマイクがあって、その場に応じて台詞を拾っていた。
あまり忙しくて、公演日を忘れていて、会場で座席シールを受け取った。いや最近物忘れが多い。いよいよ惚けが進行しているのかも知れない。呵々。