つぼみも みんな ふくらんで はよ さきたいと まっている

 新入部員、4名。
 ここ3年間、9人前後の人数が続いていたので少しがっかりだが、やる気のある人で、やれることをやればいいだけだ。多数の入部希望者が集中するのは、週に1回とかの活動で済む文化部だ。その方が楽だろうし、勉強する時間も取れるから仕方がないのだろうと割り切る。演劇部なんて、毎日遅くまで活動し、休みもろくにない部活だからねえ。
 定演後は2年生7人と合わせて11人の部活になる。人数を県事務局に報告する。
 ある程度成果を残したから部員が急増するかというと、そうでもないのである。
 
 新年度が飛ぶように進む。5月初めには地区の顧問会。中旬に県生徒講習会、県顧問会。6月には、1年生主体でやってきたアトリエ公演だが、4人ではつらいから2年生もキャストに加わることになるだろうなあ。出し物未定だけど。
 
 秋の大会向けのアイデア(設定)を2年生に明かしてみる。反応は悪くないようだが、実はまだ一言も台詞が書けていない。ただ、その準備として、県講習会でのコース選択を考慮するように言う。なんと装置に必要なものは確保してあるのだ。
 
 いろいろ面倒なことも次々起きるが、この歳になるとあんまり気にならない。そういうこともあるなあ、ぐらいの気持ちでいられる(と言っておこう)。生徒は人間的にも未熟なので、その言動にいちいち感情的に反応してもしょうがない。底意があるわけでもなく、単純な思いで言っているだけなのだから。(部員の話ではない)