地区大会のビデオを見る

 昨日の部活は、合評会に向けて各人の感想を述べ、まとめて北高へ行く。生徒4人。懐かしの北高会館。昨年から、上演舞台写真を大画面にスライドショーしながらやっている。デジタルの時代である。でもまだ各校に渡せるようにダビングはされていない。
 各校相互に感想を言い合う。いろいろあったが、細かいあら探しに堕さないようにしなければならない。東北大会、全国大会での生徒講評委員会の議論が懐かしい。あのレベルからは遙かに遠い。
 舞台装置は完全視界を考慮するが、今回は下手寄りの客席から見られると装置(障子の枠)の裏の人形立てが見えてしまう部分がある。そこを突っ込まれてもなあ。あんなに客席が空いているんだから、もっと中央で見てくれればいいのに。それに、舞台用語(かがみ)を間違って覚えているようだったのが気がかり。
 県大会上演順を決める。生徒の話し合いと、じゃんけん。(県大会日程、上演順は別に載せます。)
 
 今日は9時~3時の部活。午前中、基礎練と地区大会のビデオ見。視聴覚室の大型テレビで見る。その後、部室で各自気付いたことや反省を述べ合う。声量の問題が大きい。あとは役の年齢相応の動きに気をつけること。暗転の長さ。照明で出る影の問題。問題は多いが、自分としては70点くらいの点数がつけられる出来だと感じた。でも県大会を抜けるにはあと10点は必要だ。もう直すところ無いでしょうと言う人もいるが、そんなことはありえない。
 午後、1場から区切って場練。ビデオを見たこともあってか、台詞はほぼスムースに出ていた。思いつく改善策を何カ所か言っていく。今日は指摘するだけで、実際にやってみるのは明後日から。こんなバージョンもやってみようという提案も。ほぼ3場までおさらいできた。
 後半~幕切れにかけて脚本を少し書き加えたり削除したりする必要を感じる。5月7日に大筋が思い浮かんでから5ヶ月。沢山の思いをこめてあるが、60分ではやはり絞らなければならない部分がある。
 自分の脚本の作り方は、一見関係の薄い小さなエピソードが少しずつ重なり合い積み上がっていくことで、1つの共通した、しかし複雑で深い感情を観客の中に醸成することを目指している。(と言ってみた)
 2回の上演を経て、何かを削いでも作品がより良くなっていくのであればうれしい。
 
 
 ああ、採点の仕事があった…。まだほとんどしていない。病気だ。明日は部活がないから頑張ろう。
 
 
 
 釜石が実家の知人(歯科医)は、なんと埼玉県で開業していて無事だったことがわかり安心する。