演劇集団舞台工房33rd Stage

 2011夏まっさかり新人公演
 『サマータイムマシン・ブルース』 作、上田 誠  演出、我妻千穂
 10月15日(土)18:00開演 20:00終演  入場数30人くらい?
 山形大学小白川キャンパス サークル棟2階共同練習室
 
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 夏まっさかり、というのはその時期に計画した公演が、秋に延期されたからである。
 2時間の芝居、飽きずに観られた。男性陣のテンションが異様に高くて面白かった。それぞれがキャラクターを主張し合って滅茶苦茶な感じになるのがかえって面白い。勢いありすぎてアクシデントも起きているようだが、そんなことは気にさせずに押し進んでいく。
 この作品は先に映画で観ているが、原作は小劇場で上演されたものだとのこと。生身の人間が入れ替わり立ち替わりでやると、映画で見るよりかえって分かりやすい(? いや説明しがたい筋書きなのだが)かも知れない。面白さは数段増すかもしれない。
 山形南高校映画演劇研究部の卒業生が二人いて、アクの強いキャラを演じていた(アクはみんな強いが)。うちの卒業生(演劇部ではなく放送部だったが)も舞台監督をしていた。
 
 この会場で観劇するときは靴を脱ぎ、ビニール袋に入れて持って入場する。寒いときは毛布を渡してくれるが、今日は暑いというので団扇を渡された。閉めきった部屋は実際暑かった(日中、24℃)。
 4間×5間くらいのスペースの東側がステージ。西側に階段状の客席。天井は鉄骨が見えていて、そこに渡したパイプに500Wの灯体が10本くらい吊ってある。種類は様々で、平凸もフレネルもパーライトもある。1間幅のボーダーライトも吊ってある。天井のコンセントから電源が来ている。照明は点灯・消灯のみで、調光はされていない。
 横に長いコの字型に9尺高のパネルが立ててあり、SF研の部室という設定。壁にはポスターが所狭しと貼ってある。正面奥に暗室のドア。ここだけカメラ部の部室。上手に出入り口のドア(「ゆ」の暖簾あり)。下手に2畳ほどの尺高の部分があり、本棚2つ。そこに大きな窓(?)が開いている。中央上手寄りにテーブル。丸イスいくつか。キャスター付きチェア。上手にホワイトボード、ロッカー。おでん君、スナフキン、等々キャラクターグッズがたくさんあり、上からエバンゲリオンのタオル?が3枚下がっているが、内1枚の陰にフォグマシンがあって、タイムマシン作動時に煙を吹き出す。
 
 アマチュア演劇の中で、学生演劇は高校演劇とも違った面白さがある。インカレのように大学合同演劇祭のようなものはないのかなー。劇団と違って、部活動は2~3年で終わるという前提があるから燃えるのかも知れない、と思ったりする。