演劇教室だった

 10月12日(水)、地区の高校で協議会を作って毎年行っている演劇教室。昨年は「狂言」だった。
 今年は、秋田雨雀土方与志記念 青年劇場
 『キュリー×キュリー』  作、J.N.ファンウィック  演出・上演台本、板倉 哲
 13:40開演 上演時間2時間
 盲学校の生徒さん10人くらい?と一緒に、全校生徒、教員が観劇。
 
 観劇後、ロビーで演劇部員20人(3年生3人含む)と役者さんの座談会。ピエール役の清原達三さん、マリー役の江原朱美さん、ビクロ役の岡山豊明さんがお話してくれた。生徒からの感想、質問。今、大会向けに苦労していることについて役者さんに聞く。役者の心得とか演技の基本の話になる。
 17時頃終了。劇団のHPに旅日記があって、そこに載せたいというので、お3人と生徒全員の写真を撮る。時間が無くなったので今日の部活はここで終了とする。舞台に上がらせてもらってセットを見せてもらうつもりもあったが、時間も時間なので止めた。
 
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 舞台について少し書くと、
 緞帳開いている。黒い地がすりに研究室の部分は白いパンチ。手前に小さいライトが6~8個?置いてあり、背景に人の影が出るようにしてある。セットは下手に薬品や器具の並んだ棚と流し(ラジウム抽出作業のシーンでは竈と大鍋が下手に出される)。上手に黒板とストーブ(夏のシーンでは撤去)。他に棚がいくつか。中ほどに机。机の上に電位計(インジケーターが光って動く)。奥に2段の階段を上がってドア。背景は北京の「鳥の巣」のような骨組みで素通し。曲線的で、台形の開閉する窓と棚いくつかがあちこちに取り付けてある。人の出入りは上手奥からドアを通ってくる。現在や非現実のシーンでは袖からも出入り。
 ストーブや竈の火の表現や実験器具中の化学変化の表現は良くできている。薬品の代わりに重曹クエン酸、コーヒーなどを使っているとのこと。
 
 うちの生徒は品が良いので(いや本当に)、下ネタギャグにはあまり反応しない。静かに集中して観ている。立って歩く奴なんかいないし、おしゃべりも携帯着信音もない。終演後の拍手は大きい。
 
 
 前に同劇団がやった黒柳徹子さんの同作品とは違って、若々しいマリーが魅力的だった(黒柳さんすみません。前の作品も面白かったです。セットもすごかったし)。江原さん身長が高い! うちの部の最高身長保持者である部長より大きかった。