休日快晴。桜を求めて白鷹町、長井市の「桜回廊」まで出かける。最上川を渡ると朝日連峰が迫る。稜線がくっきりと見える。雪の白と新緑が美しい。
「薬師桜」
樹齢1200年とのこと。薬師如来を祀ったお堂の真ん前に立つエドヒガン。
「釜の越桜」
ぎりぎり満開の見頃に間に合ったという感じだ。樹齢800年という。数百年を経た桜は枝を支えてやらないともたないようだ。かつての最大の時期を過ぎて枝が切り詰められている。
「白兎の枝垂れ桜」
狛犬が兎の神社にある。樹齢200年。すぐ近くに樹齢4~500年の大杉がある。
桜の下で 三味線を弾くおじさんがいた。地元の人ではないようだ。不思議な調和。
この辺には古い桜の木が多く、源氏が奥州安倍一族を討った時、戦勝祈願した際に植えたなどの伝説が多い。源頼義、八幡太郎義家と安倍貞任、宗任の話なんか面白い(衣の館はほころびにけり→歳を経し糸の乱れの苦しさに)が今の若い人は知らないだろう。このへん、源頼朝が奥州藤原氏に対して敵意を持つ淵源ということになる。
今日は市民会館で山形在住の同い年3人の女性(作・演出、主演、照明)による創作「オペラ・ジャンヌ」の公演だったが、前に文翔館議事堂公演を観ているので桜を見に行ってしまった。荒砥高校のI先生も出演している。