参加生徒数は468名。昨年が456名だから微増している。コースは昨年とほぼ同じ(メイクコースがなかった)。1泊2日。
県内では人口の増えている市で、小学校が新設されている。小学校の名称が「さくらんぼ小学校」になるとかいう人もいたが、結局「大森小学校」になった。
そこに保育園や休日診療所などとの複合施設として作られたのがタントクルセンターである。
新しい講師の方が良かった。ボーカルコースの新垣雄氏、応用コース1の成田健氏。ボーカルは昨年までの発表とは全く違う、見違えるほどレベルの高い成果を示した。ジャズダンスの発表とのコラボで迎えたフィナーレ?では会場中が見事に盛り上がった。応用1は、あちこち見てまわったコースの中でも、講師の指導する姿勢に引き込まれてずっと見させてもらった。「ふり」ではない演技、というものを教えるその真剣さが生徒たちに浸透し、力を発揮させていく。やっていることはオーソドックス。王道であろう。だが新鮮だった。
地方の高校生もずいぶんジャズダンス、ヒップホップなど踊れるようになった。この講習会でダンスをするようになった初めのころは男の子なんかまるで踊れなかった。いろんなメディアを通じてダンスのイメージが身に付いてきているのだろう。
この講習会を経て、県内30校(内1校は部員ゼロ)の演劇部員たちがお互い意欲を掻き立て、芝居作りに向かっていく。新しいシーズンが始まるのだ。