部活はテスト休み

 今日から中間テスト前の部活休止期間。再開は20日(金)。この間テスト勉強をしっかりしてもらわないと、テスト後の部活に支障が出る。追試、追指導の嵐を避けなければ練習にならない。
 
↓ 学校のけやきの若葉。萌えだしたときはレースの切れ端のような幽かな葉が簾のように枝に下がったが、今ではもう木陰を作るようになり、根本の芝桜がいい色に広がってきた。数日前の朝の景色。
 
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 昨日、1年生を中心にしたアトリエ公演のキャストを決めた。演出と舞監と顧問で決定。どうもまだ1年生のことが分からないが、県講習会を終えて少し台詞が台詞らしくなった子もいる。皆を並べて身長を見たりする。親子の設定で子供の方が大きいと親子に見えない。
 キャストを発表した後、演出が、どんな小さな役柄でも一生懸命やっていれば、次には大きな役をもらえるから頑張れというようなことを言う。他の2年生も、キャストが決まると気持ちが入って、全然違うから、などと1年生を励ます。
 
 『マイ・ブルー・ヘヴン』は、いままで3校で4回上演している作品だが、2回目の上演は前任校でつくった愛好会の初の校外公演だった。これが意外と良かった。初演ではなかなか作者のイメージ通りにならなかった。天使は背中に羽根をつけヒラヒラの服で登場した…。しかし、2回目の上演では、天使はエルビスプレスリー?風で、悪魔はヘビメタ?的な服装だった。既成概念にとらわれない発想が良かった。
 
 今回のキャストはどうも全体的に小粒な感じだが、2年生演出の指導を受けてどんなふうに変わっていくか楽しみでもある。作者としてのイメージはあるが、あえて今回は生徒のイメージで作らせてみようかと思う。少し形が出来てから、2回目と4回目(現3年生出演)のビデオを見せようかと思う。
 昨年6月のアトリエ公演は、完全に1年キャスト、2年スタッフに分かれたが、その演出をしたのが今3年のAで、そこでだいぶ力をつけたように思う。今年のTにも期待。
 しかし、昨年の話は大地震が起きる設定なので、今年だったらとてもできなかっただろう。
 
 大会向けの台本を考える気力が少し出てきた。県生徒講習会の間に1つのアイデアをふくらませてみたが、高校生が主役でなく、20代の女性が主人公。場面は通夜会館の台所。通夜、出棺、葬儀の前後など。おばさんたちが多数登場し、女達の会話になるので、実際にやるのは難しい。没だろう。
 
 
 ネット上のあちこちで『六本木少女地獄』について書かれているのを読む。才能のある子はいるものだ。柳美里も10代で才能を発揮していたのだから、不思議ではない。3月末の公演を観に行こうと楯岡のK先生を誘ったりしていたのだが、大震災でふいになってしまった。5月は行けなかった。もしかしたら歴史的舞台だったのかも知れない。観ていないから何とも言えないが、かつてのアングラ演劇の雰囲気もある。今、自分の周りには「原くくる」ほどの才能は見あたらない。