男子と女子の両師範学校は、戦後、小白川町の山形大学教育学部に統合され、空いた男子師範学校の校舎に香澄町から新制山形北高校が移転してきました。
その後校舎は改築されましたが、旧本館は国指定文化財になり、県教育資料館として整備され、一般公開されています。一方、北高が授業や部活動で使い続けた講堂は指定に漏れ、今は耐震の問題もあり、物置になっています。
昔、私も山形北高校演劇部でよく校内公演で使いました。ずっと前の先輩の顧問がステージ上に照明機材を吊ってくれていました。
今は荒廃の一途をたどりつつあり、保存活用への運動が起きています。皆様の関心の高まりが運動の後押しとなります。下の実行委員会ホームページをご覧いただきたいです。まだまだ始まったばかりですが、年内に閲覧数1,000が個人的目標です。
下の写真は、北高演劇部OGでオランダ在住の写真家奥山美由紀さんの撮影。
2016年撮影。奥山さんの許可を得て掲載しています。禁無断転載。
奥山さんについて参考まで⇒ huffingtonpost.jp/entry/story_jp
講堂の西側、ステージの裏にあたり、奉安庫の部分が出っ張っているのがわかる。
講堂裏、西南角。奉安庫の左右に外に出入りする階段がある。階段から入ると、ステージ両側奥の一段低く窪んだ部分に出る。この西側部分はある時期に大幅に延長増築されたもののようで、結果、かなり道路に迫っている。